月別: 2026年4月

 

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《法律時報》とは
時事法律解説をはじめ、中堅法律家のライフワークともいえる研究論文発表の場として定評のある唯一の専門誌。創業以来、「市民のための法律学」の立場に立ち、問題提起を行ってきた。最新の法律問題、判例情報にも素早く対応しつつ、理論的に深みのある本格的な分析を行う。特集は、学界のオピニオンリーダーとなっている。

◆2026年4月号 個人の自律と「家族」の再定位<好評発売中!>

社会保障法制における「家族」の捉え方と公的介入のあり方を検討しつつ、各法分野で規律される法理念との関係を分析する。

「家族」という関係性と社会保障法

 1 はじめに――本特集の背景・目的
社会保障法は、生存権保障を通じて個人の自律的な生の保障(憲法13条)を目的とするとの理解l)が、社会保障法学で広く共有されて久しい。また近年では、社会的排除の問題を背景に、政策的にも学術的にも「地域」の機能が注目され、個々人の自律的な生を、地域共生社会の構築2)を通じて実現することが目指されている。
 もっとも、多くの人にとって、 … (本誌より抜粋/本文内容一部参照できます!

——2026年4月号目次——

◇特集 個人の自律と「家族」の再定位

「家族」という関係性と社会保障法 … 嵩 さやか
自律的生と家族内の「扶け合い」の再検討 … 池田弘乃
社会保障法制における「家族」の外縁――親族要件の意義と同性婚 … 衣笠葉子
同性カップルの「婚姻」と個人の自律 … 松原俊介
家庭的養護の意義と課題――里親制度を中心に … 橋爪幸代
「家庭」への介入と行政法 … 堀澤明生
民法における扶け合う「家族」の諸相 … 冷水登紀代

◇小特集 自律の夢から醒める――法学と哲学の往還 その1

「法学と哲学の往還」企画趣旨 … 小川 亮・森 悠一郎
[基調報告]「自律」を夢見る刑法? … 菊地一樹
[座談会]自律の夢から醒める
菊地一樹・小林卓人・冨岡 薫・山城一真・小川 亮・高井ゆと里・森 悠一郎

NEW日中証券法の比較・1
証券法の適用範囲――有価証券ないし金融商品の概念 … 神田秀樹・朱大明

メタ「法学入門」・17
刑法学 その2 … 小粥太郎

民事法律扶助制度の改革・13
民事法律扶助制度と弁護士の経営・産業構造を考える(下) … 河﨑健一郎・山野目章夫

日本の民主主義・6
変則的な立憲国家としての日本? ――戦後日本のconstitutionとしての「55年体制」 … 林 知更

憲法と家族法の交錯・15
トランスジェンダー当事者にとっての現行婚姻制度 … 立石直子

名誉毀損・侮辱を巡る比較刑法研究 4-1
フランスにおける名誉に対する罪(1) … 東條明徳

拘禁刑時代の施設内処遇・17
拘禁刑と刑罰論の課題――刑罰論は改善更生とどのように向き合うのか? … 髙橋直哉

公判外供述の比較法研究・5-3
戦前・日本の刑事手続上の公判外供述(3) … 斎藤 司

デジタルプラットフォームと経済法の世界的新展開・6
同等性条項による事業活動の制限――ブッキングドットコム事件EU司法裁判所先決裁定 … 杉崎 弘

法律時評

交通基盤の現在地2026――JRの寿命と運賃の値上げ髙田実宗

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