経済セミナー 編集部ブログ 今月の最新記事

室岡健志「Workshop on Behavioral Contract Theoryを開催して」補足情報(2019/06/13)

『経済セミナー』2019年8・9月号掲載の、室岡健志「Workshop on Behavioral Contract Theoryを開催して」(学会・研究会レビューVol.26)の補足情報を提供しています。

以下では、ワークショップ当日の報告論文、および本誌で紹介された関連研究、室岡先生ホームページで公開中の詳細情報へのリンクを紹介しています。

 

■当日の報告論文、および本誌で言及した論文等(報告順、所属は2019年6月時点)

 

1) Hideshi Itoh(伊藤秀史、早稲田大学)

[報告論文]
“Image Concerns in Teams.”
[記事内で言及された同氏の出版論文]
Hideshi Itoh (2004) “Moral Hazard and Other‐Regarding Preferences,” Japanese Economic Review, 55(1):18-45.

 

2) Matthias Fahn(オーストリア・リンツ大学)

[報告論文]
“Reciprocity in Dynamic Employment Relationships.”
[記事内で言及された同氏の出版論文]
Matthias Fahn and Hendrik Hakenes “Teamwork as a Self-Disciplining Device,” American Economic Journal: Microeconomics, forthcoming.

 

3) Heiko Karle(ドイツ・フランクフルト金融経営大学)

[報告論文]
“Consumer Search and the Uncertainty Effect.”
[記事内で言及された同氏の出版論文]
Heiko Karle and Martin Peitz (2014) “Competition under Consumer Loss Aversion,” RAND Journal of Economics 45(1): 1-31.
Heiko Karle and Heiner Schumacher (2017) Advertising and Attachment: Exploiting Loss Aversion through Pre-Purchase Information,RAND Journal of Economics 48(4): 875-1135.

 

4) Takeshi Murooka(室岡健志、大阪大学)

[報告論文]
“Zero Prices: Optimal Pricing of Experience Goods under Consumer Loss Aversion.”
[報告論文に関連した自身の出版論文]
Kohei Daido and Takeshi Murooka (2016) “Team Incentives and Reference-Dependent Preferences,” Journal of Economics & Management Strategy, 25(4): 958-989.
Kohei Daido, Kimiyuki Morita, Takeshi Murooka, and Hiromasa Ogawa (2013) “Task Assignment under Agent Loss Aversion,” Economics Letters, 121(1): 35-38.

 

5) Fabian Herweg(ドイツ・バイロイト大学)

[報告論文]
“Salience in Retailing: Vertical Restraints on Internet Sales.”
[記事内で言及された同氏の出版論文]
Fabian Herweg, Daniel Muller and Philipp Weinschenk (2010) “Binary Payment Schemes: Moral Hazard and Loss Aversion,” American Economic Review, 100 (5): 2451-2477.
Fabian Herweg and Konrad Mierendorff (2013) “Uncertain Demand, Consumer Loss Aversion, and Flat-Rate Tariffs,” Journal of the European Economic Association, 11(2): 399-432.

 

 

6) Antonio Rosato(オーストラリア・シドニー工科大学)

[報告論文]
“Projection of Private Values in Auctions.”
[記事内で言及された同氏の出版論文]
Antonio Rosato (2016) “Selling Substitute Goods to Loss-Averse Consumers: Limited Availability, Bargains and Rip-offs,” RAND Journal of Economics, 47(3): pp.709-733.
Antonio Rosato and Agnieszka A.Tymula (2019) Loss aversion and competition in Vickrey auctions: Money ain’t no good,” Games and Economic Behavior, 115, pp.188-208.

 

 

7) Paul Heidhues(ドイツ・デュッセルドルフ大学)

[報告論文(基調講演)]
 ”Identifying Procrastination from the Timing of Choices.”
[記事内で言及された同氏の出版論文]
Paul Heidhues and Botond Kőszegi (2018) “Behavioral Industrial Organization,” in B. Douglas Bernheim, Stefano DellaVigna and David Laibson (eds.) Handbook of Behavioral Economics: Applications and Foundations 1, North-Holland, Chapter 6.

 

 

■当日のプログラム等

室岡健志先生(大阪大学大学院国際公共政策研究科)ホームページにて、当日のプログラム等の情報が公開されています。ぜひご覧ください。

Workshop on Behavioral Contract Theory, Osaka, April 20, 2019

『経済セミナー』2019年6・7月号のサポートページを開設しました

『経済セミナー』2019年6・7月号、特集「統計の役割を考える」のサポートページを開設しました!

【こちら】

特集記事内で触れられている統計等の情報をピックアップしてまとめています。ぜひご覧ください。

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『経済セミナー』2019年6・7月号(No.708)

[2019年5月27日発売]

特集 統計の役割を考える(Contents)

  • [対談]統計が果たすべき役割と改善への道筋/北村行伸×重岡仁

  • [インタビュー]統計問題の本質/西村清彦

  • 家計・消費統計と経済学/宇南山卓

  • 企業行動と経済統計/宮川努

  • 労働統計と経済学/山本勲

  • GDP統計と経済学/小巻泰之

  • 物価統計における民間データの活用/渡辺努

  • 日本の統計の質はどう評価できるのか?――経済学研究者の視点から/川口大司

発売!『経済セミナーe-book』No.7(2019年4・5月号特集収録)

2019年4・5月号・特集「経済学で疑問解決」を収録した『経済セミナーe-book』No.7 が発売になりました!(Amazon Kindle版、税込540円税込)

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経済学で疑問解決(経済セミナー e-Book 7)

経済学をこれから学ぶ人を対象とした経済学入門の特集。経済学を学ぶ意義を、具体的な社会問題を考えることで紹介!

オリンピック・パラリンピックにはどんな経済効果があるのか……牛島光一
財政赤字はなぜ問題なのか……中里透
軽減税率は導入すべきなのか……中田大悟
巨大デジタル・プラットフォーマーが問題視されるのはなぜか……黒田敏史
外国人労働者の受け入れは何が問題か……中島隆信
なぜ子どもの貧困は増加したのか……阿部彩
【座談会】「経済学の魅力と有用性:学ぶ側の視点から」
      ……東京大学公認学生団体UTEA
        小田原悠朗×金子雄祐×小林雅典×澤山健×中神響子

 

「座談会」内では、UTEAが2018年11月の駒場祭に開催した、学術企画「経済学研究の最前線」の模様もお話頂いています。詳細はUTEAホームページ内の【こちら】もご覧ください。

座談会にご参加頂いた金子雄祐さん(サイバーエージェント)による紹介記事:「東京大学駒場祭学術企画『経済学研究の最前線』でお話したこと~アドテク,経済学 , 機械学習,因果推論~」。「企業の中の経済学」と題した報告の資料もアップされています。

「経済関連テキスト」のウェブサービス情報をまとめました(2019.04.03)

経セミブログ内、以下のページに、弊社が発行する経済関連書籍の中でウェブサービスを提供している書籍と、その関連ウェブサイトの紹介とリンクを集めた【ページ】を作成しました。

ミクロ・マクロ」「経済数学」「統計・計量・実証」「各論」に分けて、さまざまなウェブ上の追加情報や関連サービスを紹介しています。

以下のサイトから是非ご覧ください!

【経済関連テキスト】のウェブサービス一覧

【経セミ連載中記事】のWebサポート提供中!(2019.03.29)

『経済セミナー』で2019年3月現在連載中の以下の記事について、Webサポートを提供しています。

詳細は、【こちら】をご覧ください!


 北尾早霧・砂川武貴・山田知明「定量的マクロ経済学と数値計算」
 (2018年12・19年1月号~継続中)
  本誌内の分析等を再現するためのコードがアップされています(MATLAB、Python、Julia)。

青柳恵太郎・小林庸平「EBPMの思考法 やってみようランダム化比較試験!」
 (2019年4・5月号~継続中)
  本誌の各トピックに対する演習問題を掲載しています。補足説明や問題の解説も提供します。

『経済セミナーe-book』(Kindle版)発売中!

『経済セミナー』各号の特集を集めた電子書籍(Amazon Kindle版、各540円(税込))を発売しています。コンテンツは随時追加予定。

学習に役立つコンテンツ、現実の問題に経済学で切り込む企画、新学期のガイダンス企画、各分野のホットトピックをナビゲートする企画など、さまざまなラインナップをお届けします。


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災害と経済学(経済セミナー e-Book 6)

地震、台風、大雨、噴火など、日本各地で多様な災害被害が発生している。これら自然災害に対して経済学は何ができるのか。

【対談】東日本大震災から何を学ぶか:想定外を想定する想像力……齊藤誠×星岳雄
自然災害と経済成長……乾友彦 サプライチェーンを通じた災害の経済被害の波及……戸堂康之
災害後の革新と創造:東日本大震災後の聞き書きから……上村麻子・星岳雄
災害リスクとリスク管理……堀江進也・馬奈木俊介
原発事故の被害拡大状況の推計……行武憲史
自然災害は人々の選好にどのような影響を与えるか……澤田康幸・黒石悠介

検証:現代日本の金融政策(経済セミナー e-Book 5)

黒田総裁就任以降のこれまでの日銀の金融政策は、物価の上昇、日本の景気回復に対し、どのような効果があったのか。現段階でのデータをもとに経済学者が金融政策を分析するにあたり、確かな研究に基づいて言えることを紹介する。

【対談】異次元の金融緩和政策をどう評価するか……伊藤隆敏×塩路悦朗
黒田総裁以降の金融政策:これまでの歩みと出口への展望……福田慎一
非伝統的政策のマクロ効果:QQE以降何が変わったのか……小枝淳子
政策金利とフォワードガイダンスの効果……柴本昌彦
財政ファイナンス色を帯びてきた日銀の資産買い入れ……左三川郁子
量的緩和の出口と日銀損失の試算……戸村 肇

経済学を問い直す:経済学方法論への招待(経済セミナー e-Book 4)

なぜ経済学は抽象的なのか。なぜビジネスとの関わりが薄いのか。そもそも経済学とは「科学」なのか。経済学に寄せられるさまざまな批判に対して経済学方法論というツールがどのような役割を担い応えているのか、解説する。

【鼎談】経済学への疑問、批判、そして期待……有江大介×野原慎司×横山禎徳
【インタビュー】経済学の省察:幅広い科学論の適用を目指して
    ……D. ウェイド・ハンズ高見典和(聞き手・文)、野原慎司(聞き手)
科学方法論と経済学:経済学を哲学的に考える……原谷直樹
J. S. ミルの経済法則概論:その現代的意義……佐々木憲介
厳しさ(経済)と優しさ(福祉)の接点……小峯敦

いま知りたい開発経済学(経済セミナー e-Book 3)

貧富の差を埋める活動は、世界規模で、数多くの団体によって行われている。しかし、そのコストや問題点については、つねにさまざまな議論が交わされる。多様な意見や社会情勢の影響を受ける援助・開発の分野において、根拠をもった経済学の知見が果たす役割は大きい。「現場」に生きる経済学を、いまこそ見つめ直したい。

【鼎談】現場では何が問題となっているのか……青柳恵太郎×佐藤寛×高崎善人
開発経済学の功績……黒崎卓
開発経済学の潮流:データを切り口に……山﨑潤一
アフリカにおける緑の革命にむけて……中野優子
開発経済史:「途上国」日本からの学び……有本寛
行動経済学/実験経済学を用いた開発経済学の可能性:
    さぼり癖と義理人情と経済発展……庄司匡宏

 賃金の決まり方を経済学で考える(経済セミナー e-Book 2)

「人手不足なのに賃金が上がらない」「同一労働でも正規雇用者と非正規雇用者での賃金に差がある」など、賃金をめぐる問題が近年注目を集めている。そもそも賃金とはどのようにして決まるのか。経済学での扱い方を解説することからはじめ、現実との相違点などを明らかにしていく。

【対談】産業構造の変化・グローバル化と賃金の動向……清田耕造×近藤絢子
人的資本と賃金の決まり方……横山泉
非正規雇用と賃金……鶴光太郎
男女間の賃金格差はなぜ生まれるのか……臼井恵美子
「どこで働くのか」が賃金を決める……近藤恵介
情報通信技術や人工知能で賃金・雇用はどう変わるか……久米功一

 経済学のリテラシーを高めよう(経済セミナー e-Book 1)

経済学には多様な分野がある。また、18世紀ごろから始まった比較的新しい学問ということもあり、いまでも新たな理論や分析手法が生まれ続けている。これから経済学を学ぶ人、かつて経済学を学んだ人へ、現在の経済学を活用するヒントを提供する。

【対談】知れば得する経済学……大竹文雄×小巻泰之
[ミクロ経済学]「需要曲線と供給曲線の交点で価格は決まる」
    なんて言われてもピンとこなかった人たちへ……市野泰和
[マクロ経済学・金融政策論]日本銀行の金融政策:その効果と限界……寺西勇生
[労働経済学]就職活動の仕組み:「情報の非対称性」をいかに解消するか……安藤至大
[環境経済学]環境問題を経済学で解決:排出量取引って何?……有村俊秀
[開発経済学]MDGsからSDGsへ:理想主義から一国中心主義へ……山形辰史
[法と経済学]法律は経済にどんな影響を与えるのか……柳川範之
[経済史学]江戸時代日本の経済分析からみえる経済史学の可能性……高槻泰郎
[社会保障・実証分析]福祉国家と社会保障の実証分析:日本についての研究を中心に……安藤道人

2・3月号所収「介護人材不足——介護報酬・加算で人材は集まるか…栃本一三郎」の注

1) 日本介護福祉士会の調査は、行政が行っている調査と比較すると興味深いデータとなっている。1つは、前年の同じ調査における平均的な給与は上がっている階層もあれば、そうでない階層もあるという事実。また平均すると5000円程度の引き上げにしかなっていないということである。また「平成28年7〜9月の3カ月における1カ月分の平均的な給与(税込み)はおよそいくらですか」という問い(通勤手当、扶養手当は含むが、賞与は除く)に対して、平均は21万2000円であったが、15万から20万未満が28.9%、20〜25万未満が28%、25〜30万未満が11.4%、30〜35万未満は6.6%、35万以上が、5.6%となっている(無回答5%)。この調査は介護福祉士の資格所得者であり、かつ介護福祉士であって管理職のものも含まれている。従来の賃金実態調査では、いわばヒラの現業員の給与しかわからず、かつすでに述べたように雇用や勤務形態、勤続年数が違うものを比較しているデータであり、このことも介護従事者の賃金が低いことを印象付ける(それを狙うには良いデータであるが)原因となっている。

2) 経営実態調査は介護報酬が事業の生命線であることからきわめて重要である。介護保険制度導入以降に行われ、それなりの努力がなされているが、介護報酬の水準の適切さを検証するためのデータとしては課題がないわけではない。客体数や客体の偏り、在宅サービス事業者などのデータの信ぴょう性等課題はあり、それらに基づいて検証した場合、数字のみがとりあげられ、その元となっている限界について一般には知られないということが起きる。準市場におけるサービス価格が介護報酬という人為的、人工的な水準設定によっていることの限界についてより注意が必要であり、これらの解消策にもなることとして2つ取り上げておく。どちらも、統制価格から外すということである。

1つが、ドイツと同じように現物サービスとともに現金給付を併用させ、現金給付を使ってサービスを購入した場合、基準や規制なしに価格を自由に設定し、時間に縛られないサービスが提供できる。また、同じことが保険外サービス、いわゆる混合介護についてもいえる。細かな規制があるために効率的、効果的、そして利用者本位のサービスが提供できないということが起きており、せっかくの市場経済の下で行われるサービスであるにも関わらず、サービスやマネジメントのイノベーションが起きにくい環境が現在の介護サービス市場といえる。

混合介護と現金給付化がこれからのわが国の介護人材と介護サービスのイノベーションにとって必須の事柄であると考える。

学会・研究会案内 COMING SOON(経セミ2・3月号掲載)

日本生産管理学会 第43回全国大会

ゲーム理論ワークショップ2016

日本オペレーションズ・リサーチ学会 2016年春季研究発表会

  • 開催日:2016年3月17日(木)・18日(金)
  • 開催場所:慶應義塾大学(矢上キャンパス)
  • ウェブサイト:http://www.orsj.or.jp/~nc2016s/

進化経済学会 第20回大会

2016年度日本農業経済学会大会

経済セミナー2・3月号発売中!

経セミ2・3月号

特集 文学と経済学

対談 大竹文雄 × 又吉直樹

人間社会の本質を描く、小説と経済学

トピックス 軽減税率の何が問題か?

―アカデミアが反対する理由について…佐藤主光


訂正とお詫び

p.54に以下の誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。
[正]
2 「情報の非対称」と「損失回避」を描いた『悪医』
[誤]
2 「情報の非対称」と「損失回復」を描いた『悪医』

◆特集

再販制、著作権など、出版にまつわる諸制度を経座学的にはどう分析できるのか。また、経済学者は小説をどのように読んでいるのか。さらに、小説家が経済学を利用することはあるのか。ベストセラー小説の経済波及効果なども含め、さまざまな観点から文学と経済学を考察する。

【対談】 人間社会の本質を描く、小説と経済学……大竹文雄×又吉直樹

又吉直樹氏による初の長編小説『火花』を、経済学者・大竹文雄氏が読むと、経済学的な考え方があちらこちらに見える!?
4年近くテレビ番組『オイコノミア』にて“コンビ“を組んできたお二人に、改めて経済学とはどのような学問なのか、小説と経済学の関係、そして又吉氏が経済学に期待することまで、おおいに語り合っていただいた。


  • ベストセラー本の経済波及効果……宮本勝浩
  • 出版不況が叫ばれて久しいなか、『火花』の発行部数が239万部を突破した。 ここでは『火花』をはじめ、『窓ぎわのトットちゃん』など過去のベストセラー本がどれほどの経済波及効果を持つのかを、順を追って分析する。

  • 書籍の流通――再販制、返品制と経済厚生……成生達彦
  • 小説を読むには本を入手しなければならない。本稿では書籍の流通を取り上げ、そこでの特徴的な取引制度である再販制や返品性について検討する。

  • 著作権の経済分析……新井泰弘
  • 著作権とはどのような権利なのだろうか。また、著作者や消費者の行動にどのような影響を与えているのだろうか。著作権の役割について、経済学的に考えてみよう。

  • 日本近代文学の経済史……山本芳明
  • 日本近代文学の発展を、小説家の収入(原稿料)という経済的な視点からみるとどうなるか。エミール・ゾラと夏目漱石の論評・分析を手掛かりに考察する。

  • モデルはストーリーを求めている……猪木武徳
  • 小説と経済学にはどのような類似性があるのだろうか。また、両者の差異とは?
    小説、そして経済学の分析は、われわれにとってどのような役割があるのか、
    医学、美術等とも対比させつつ検討する。

  • 行動経済学と小説作法……久坂部羊
  • 行動経済学によって分析が進んでいる人間行動のクセを利用すれば、読者が面白いと感じる小説が書ける? 具体的な例を挙げながら、小説の中に出てくる行動経済学のテクニックを解説する。

  • 経済学で小説を読む……大竹文雄
  • まったく経済学とは関係なさそうな小説でも、その場面設定や登場人物の行動などから、経済学的な要素が読み取れることがある。
    『火花』『悪医』『サラバ!』を例に、経済学の視点から小説を読む楽しみを紹介する。


    ◆トピックス 軽減税率の何が問題か? アカデミアが反対する理由について佐藤主光


    連載

    • 【インタビュー】女性経済学者を訪ねて vol.36
      生産性の計測から日本経済を考える……
      滝澤美帆
    • 公共政策入門 経済的アプローチ vol.3
      気候変動や大気汚染の問題に、経済学は答えを持っているのか?……
      伊藤隆敏
    • 部分識別入門 vol.6
      部分識別の推定……
      奥村綱雄
    • オークションとマーケットデザイン vol.18
      繰り返しゲームと感情……
      松島斉
    • 学会・研究会レビュー vol.10
      経済理論学会第63回大会を振り返って……
      宇仁宏幸

    ★現役大学院生による海外論文サーベイ vol.57 増田一八(政策研究大学院大学博士課程)

    「緑の革命」の隠されたコスト:農薬による水質汚染は子どもの早期死亡率を高めるか」
    Brainerd, Elizabeth and Nidhiya Menon (2014) “Seasonal Effects of Water Quality: The Hidden Costs of the Green Revolution to Infant and Child Health in India,” Journal of Development Economics, 107, pp.49-64.

    ★現役大学院生による海外論文サーベイ vol.58 明坂弥香 (大阪大学大学院経済学研究科博士課程)

    「所得の世代間伝達はどのように起こるのか?:操作変数法を用いた要因の分解」
    Lefgren, Lars, Matthew J. Lindquist, and David Sims (2012) “Rich Dad, Smart Dad : Decomposing the Intergenerational Transmission of Income”, Journal of Political Economy, Vol. 120, No.2, pp. 268-303

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    ◆第Ⅰ部 経済学のいま

    経済学はその長い歴史の中で、どのように問題に直面し、どのような発展を遂げてきたのか。そしていま、いったいどんな学問になったのだろうか。経済学の「これまで」を振り返り、「いま」を洞察し、「これから」を展望する。

    【鼎談】 経済学はどこから来て、どこに向かうのか?……岩井克人×橋本努×若田部昌澄

    トマ・ピケティの『21世紀の資本』(みすず書房、2014年)の空前のブームをきっかけに、いま、経済学に熱い注目が寄せられている。経済学とはそもそもどんな学問であるのか。そして、これから何が課題になっていくのか。橋本先生を司会に議論していただいた。


    ◆第Ⅱ部 挑戦する経済学

  • ジャンル1: 歴史的大転換に挑む
    【インタビュー】 歴史の流れと経済学……吉川洋
  • ジャンル2: 経済学のフロンティアに挑む
    【インタビュー】 サイエンスとしての経済学を始めよう:フューチャー・デザインを目指して…西條辰義
  • ジャンル3: 政策運営に挑む
    【インタビュー】 経済学と政策をつなぐ…安田洋祐
  • ジャンル4: ピケティの問題提起に挑む
    【インタビュー】 経済学に懐の深さを…中山智香子

  • ◆図解! 経済学説史 History of Economics 学説からたどる経済学の歴史…山崎好裕