数学セミナー 編集部ブログ 今月の最新記事
●「エレガントな解答をもとむ」出題
2024年5月号の出題(斎藤新悟,中川暢夫)を下記のページにも掲載しています.
https://www.web-nippyo.jp/elegant/
解答はウェブフォームからも投稿可能です.奮ってご応募ください(2024年5月8日締切)
数学セミナー2024年5月号好評発売中
特集◎あの頃に出会った本・出会いたかった本
各分野の著者が,二十歳までに出会った思い出の本と,その後出会い「もしあの頃読んでいたら…」と夢想する本を選び,魅力を語る.
Inter mathematicam et historiam◎三浦伸夫
あなたに会えてよかった◎竹内慎吾
独学から学びの共同体へ◎浜田忠久
運命を決めた本・数学の楽しさを勉強できる本◎伊藤哲也
数学の道を照らす二つの書◎下條昌彦
私の大切な羅針盤◎松井泰子
私を構成する本たち◎嶽村智子
トポロジー・読んでわかる4冊の本◎大田春外
暁を駆ける 郷愁に駆らるれど◎原 隆
盲亀浮book・縁book求魚◎權業善範
あの頃出会った本と本に出会ったあの頃◎橋本義武
心に喜びをもたらす2冊◎西郷甲矢人
数学セミナー2024年4月号
特集◎数学とのつきあい方2024
数学とのつきあい方は人それぞれ.さまざまな仕方で数学と暮らしている人々から,数学と楽しく健康的に付き合う秘訣を学びます.
[鼎談] 数学を学ぶこと,伝えること
◎藤田博司+川井 新+静間荘司
実験数学者の放浪の記◎秋山茂樹
数学とのつきあい/ことばの研究者として◎田中久美子
[座談会] 数学との日々,未来へ/学生たちの数学とのつきあい方
◎小林光木+中村咲太+飛田綾也+山下直斗
趣味で数学をたのしむ/面白い数式・図形問題を作る
◎ポテト一郎
民間企業研究者と応用数理の関わり◎山﨑雅史
数学書の編集者/読む側から作る側へ◎久米大郎
数学からクイズへ◎鶴崎修功
【新連載】
場の量子論の数学をめぐって/場の量子論とはなにか◎立川裕二
【新連載】
数理 meets 情報科学――DX時代の数理研究
/数学と情報のインタラクションで創る未来の社会◎坂上貴之
【新連載】
集合論の雑学――無限についてのおはなし
順序数とはなにか?/「長い」数学的帰納法と再帰的定義◎池上大祐
【新連載】
目と手でつかむモジュライ空間――幾何学たちの交差点
/円板に描く3角形のモジュライ空間◎田所勇樹
【新連載】
輪ゴムで楽しむテンセグリティ/1◎藤田 伸
【新連載】
あやとりの楽しみ/あやとりの基礎知識◎長谷川 浩
数学セミナー2024年3月号
特集◎防災数学――防災を広く捉え,災いから未来を紡ぐ
防災数学とは「(天災に限らない)災いを防ぐ」という意味の「防災」を意識して数学すること.この新しい視点から種々の分野を眺めよう.
災いを未然に防ぐ,災いから未来を紡ぐ◎矢崎成俊
地震動と免震構造/防災数学への期待◎小林正人
数式たちは防災している!?/数理モデリング,
力学系理論の観点からの防災数学◎市田 優
安全と数学◎桑名一徳
消火の科学/効果的な消火器ノズルの振り方は?
◎鳥飼宏之
数理モデルで温暖化を思考する◎陰山真矢
ネットワーク上でのパターン発生の機構◎小林俊介
防災の窓から大規模言語モデルの将来を眺めてみる
◎中島隆夫
災いにおかれたヒトの心を読み解く/
情動とコミュニケーションの脳神経科学◎小野弓絵
防災の言語学◎広瀬友紀
防災数学で社会の状況を評価する◎宮城島 要
バイオマテリアルと防災数学/ペースト状人工骨を例にして
◎相澤 守
NOTE/講評と解説◎ZZZ
数学と物理を行き来する/
エリオット・リーブ氏2023年京都賞受賞記念インタビュー
◎ききて:田崎晴明
12個の連想ゲーム/2023年度の表紙を振り返って◎新庄玲子
数学セミナー2024年2月号
特集◎エルゴードってなんだろう
数学的な文章を読んでいるとしばしば現れる不思議な言葉「エルゴード」.その意味から起源,数学での具体的な登場例までを解説.
エルゴード理論の門前まで◎原 啓介
群作用とエルゴード理論◎木田良才
数論とエルゴード理論◎金子 元
エルゴード理論とフラクタル◎釜江哲朗
カオスについて◎山田道夫
そもそも「エルゴード」って◎森 真
三角形に関するある操作と相似三角形の出現/NOTE欄のその後
◎中 洋貴+藤田岳彦
数学セミナー2024年1月号
特集◎多項式をどう見るか
中学高校から親しむ多項式だが,その定義やそれを扱う動機は何か,考えてみると案外難しいもの.そんな多項式について探求する.
多項式とは何か? 多項式を用いて何をするか?◎浪川幸彦
多項式が表す図形◎髙橋篤史
多項式と体の拡大◎山﨑愛一
多項式近似について/実解析・複素解析・関数解析の視点から
◎新井仁之
計算機における多項式の扱われ方/数学的アルゴリズムからAIまで
◎穴井宏和+横山和弘
多項式という言葉の意味するもの/中高生は多項式をどのように習っているか
◎宇野勝博
結び目理論の新展開/結び目解消数1の交代結び目について
◎金信泰造+塚本達也
数学セミナー2023年12月号
特集◎仲間たちと数学を
数学はひとりでするものと思われがちだが,仲間と数学を語ったり助け合ったりすることの意義は大きい.その実践の具体例を紹介.
仲間と数学を/自主ゼミを中心に◎斎藤新悟+近藤宏樹
数「物」セミナー/spmにようこそ!◎工藤祥太郎
心を開いて/異分野協働のひとつの在り方◎相川勇輔
仲間と雑談し,没頭する◎矢崎成俊
「のんびり(Non-Biri)数学研究会」について/
社会人の数学勉強会として◎のんびり数学研究会
NPO法人数学カフェの取り組み◎根上 春
【鼎談】数理と意識研究が交わる最先端
◎小澤正直+西郷甲矢人+土谷尚嗣
京都大学ガロア祭/問題と解説◎窪田陽介
数学セミナー2023年11月号
特集◎多様体の質問箱
一歩進んだ幾何学の舞台「多様体」.基本的ながら初学者には難しいこの概念に関する12の素朴な疑問に,研究者が答えます.
多様体という概念はどのように生まれたか◎西川青季
局所座標としてユークリッド空間を考えるのはなぜ◎高倉 樹
接空間とはなにか◎三松佳彦
多様体におけるハウスドルフ性とは◎坪井 俊
沈め込みやはめ込みとは◎小森洋平
部分多様体の定義はなぜ複雑か◎野澤 啓
多様体の境界を考える理由◎逆井卓也
位相多様体と微分多様体の関係は◎佐藤 肇
次元によって多様体論に個性はあるか◎大槻知忠
代数多様体は多様体か?◎楫 元
多様体は物理学でどう使われるか◎立川裕二
多様体は他分野にどう応用されるか◎藤原彰夫
NOTE/講評と解説◎ZZZ
第64回国際数学オリンピック・日本大会/問題と解説◎村上聡梧
数学セミナー2023年10月号
特集◎あの頃に出会った定理佐藤幹夫と数学
2023年1月に逝去された数学者・佐藤幹夫氏.「独創的」と言われるその数学について,氏とゆかりのある著者たちが魅力を語る.
【再録】佐藤幹夫 数学を語る/超函数から超局所解析まで
◎柏原正樹
【再録】佐藤幹夫 数学を語る/超函数から超局所解析まで
◎三輪哲二
佐藤超関数◎森本光生
佐藤幹夫先生の思い出/超局所解析創設の頃を中心に
◎竹井義次
佐藤幹夫先生の思い出/超局所解析創設の頃を中心に
◎河合隆裕
佐藤幹夫さんのこと◎青本和彦
概均質ベクトル空間◎木村達雄
佐藤幹夫先生と数理物理学/ホロノミック量子場をめぐって
◎神保道夫
ソリトン方程式とKP階層の佐藤理論◎野海正俊
落ちこぼれ蛙が仰ぎ見た佐藤先生◎金子 晃
佐藤-テイト予想◎難波完爾
数学セミナー2023年9月号
特集◎あの頃に出会った定理
数学研究者にはそれぞれに思い入れのある定理がある.研究者たちが若き自分に強い印象を与えた定理を一つ選び,その魅力を語る.
群論との出会い/準同型定理の思い出◎松本ディオゴけんじ
名もなき定理/極限の定義を学ぶ前に◎田中 心
ジョルダンの閉曲線定理の思い出◎横山啓太
直感の働かない世界を見る/テーラー展開とThorema egregium
◎栄 伸一郎
マルコフの木◎松坂俊輝
多様体上の1の分割の存在定理/大域と局所の結節点
◎野坂武史
ビュフォンの針/プラタナスの木からエルゴード性を想う
◎鎌谷研吾
被覆定理◎森 迪也
シャールの定理◎永井保成
不動点定理を巡って◎伊藤由佳理
ガウス-ボネの定理と均質化法/近くからと遠くから見る
◎正宗 淳 35
非決定性有限オートマトン◎岩間一雄
国際数学オリンピック日本大会が開催されました
◎石井志保子
素数23の不思議/モジュラー形式のフーリエ係数を軸として
◎長岡昇勇