数学セミナー 編集部ブログ 今月の最新記事
●「エレガントな解答をもとむ」出題
2022年6月号の出題(縫田光司,中川暢夫)を下記のページにも掲載しています.
https://www.web-nippyo.jp/elegant/
解答はウェブフォームからも投稿可能です.奮ってご応募ください(2022年6月8日締切)
数学セミナー2022年6月号好評発売中
特集◎ガロア理論の質問箱
今も昔も人を惹きつけて止まないガロア理論.5次方程式に解の公式がないことを学ぼうと挑戦し挫折する人も多い.今回は,初学者の疑問を通して,ガロア理論の理解を深めよう.
5次方程式に解の公式がないということ◎海老原 円
方程式と群◎鈴木治郎
ガロワ理論の誕生と解の公式◎梶原 健
作図問題と方程式の代数的解法の不可能性◎藤井 俊
ガロア理論の簡単証明◎黒川信重
ラングランズ対応への発展◎三枝洋一
微分ガロア理論◎増岡 彰
短期集中講座 様相論理学 第1回/古典論理から様相論理へ
◎田中一之
数学セミナー2022年5月号
特集◎数学と歩んできた道
創刊60周年となる小誌と同じく1962年生まれの研究者の方々に,どのような数学
人生を送ってこられたかを語っていただく.それぞれの60年の歩みから,数学へ
の想いが見えてくる.
『数学セミナー』を読んでいた頃,そして数理物理学との出会い
◎河東泰之
佐藤幹夫とマッカイとパンルヴェと◎大山陽介
私なりの数学との出会い◎高石武史
数学という贈り物◎大栗博司
「リーマン予想」から「数学者殺人事件」まで◎小山信也
教育との関わりを振り返る◎牛瀧文宏
『数セミ』今昔ものがたり/創刊前後のころ◎亀井哲治郎
『数学セミナー』創刊当時の思い出◎一松 信
ガウスの数論から現代数学へ(4)/出版されなかった第8章
◎栗原将人
数学セミナー2022年4月号
特集◎数学とはどのような学問か
数学は際立って特徴的な学問に見える.また分野ごとにも個性がありそうだ.今回は各分野の研究者が,数学のもつ特徴を解説する.数学を学ぶうえでの指針にもなるだろう.
数学を学ぶということの不思議な意味◎長岡亮介
代数学◎藤野 修
見えないものを見えるようにして考える幾何学◎西川青季
解析学◎岡本 久
データの時代の応用数学◎中村佳正
統計科学/状態空間モデルを用いた時系列データの解析
◎松田孟留
五角形タイルで回転対称なタイリングを作る◎杉本晃久
ガウスの数論から現代数学へ(3)/楕円曲線◎栗原将人
【新連載】
ゲームに宿る数学の力――デジタルゲームをめぐる数学
デジタルゲームの時間と空間◎三宅陽一郎
【新連載】
組合せ論彷徨
ロビンソン-シェンステッド対応(1)◎山田裕史
【新連載】
目で視る曲線と曲面
曲線のパラメータ表示◎藤森祥一
【新連載】
数の世界の千一夜
4月はアイのある世界で/iから拡がる数の世界◎原 隆
【新連載】
古典力学と変分問題――n体問題の周期解の存在証明に向けて
古典力学の変分構造◎柴山允瑠
【新連載】
せいすうたん(第2部)
コラッツ予想◎小林銅蟲[漫画]/関 真一朗[監修]
【新連載】
悪魔の数学辞典/第1回◎川平友規tuik
数学セミナー2022年3月号
特集◎圏論とその先
圏論ブームと言われておよそ10年,関心は今も増すばかりである.今回は圏論の
基本から,いくつかの分野への応用など,その「少し先」までを紹介する.
圏論入門の足掛かり◎浦本武雄・丸山善宏
たいていの物理量は圏論的射である/古典物理と量子物理の圏論
◎谷村省吾
高次圏論◎前原悠究
選択の構造としてのカン拡張/圏論とネットワークの数理モデル
◎春名太一
数学のユニバースとしてのトポス理論とその拡張
◎荒武永史・片岡俊基・丸山善宏
ガウスの数論から現代数学へ(2)/素数の形状問題と 2 次形式
◎栗原将人
NOTE/講評と解説◎ZZZ
数学セミナー2022年2月号
特集◎パズルと数学
明確なルールと答えをもつパズルは,一見してそうとわからない場合も,しばし
ば数学と深い関係をもつ.今回は,さまざまなジャンルのパズルのなかに見える
数理を紹介する.
ルービックキューブと数学/解法開発の技法◎平澤美可三
文字列の数理とパズル◎小谷善行
数独(ナンバープレイス)の自動生成とヒント数◎藤原博文
詰め不偏ゲーム/組合せゲーム理論でゲームを解く◎末續鴻輝
論理パズル/認識論理学への誘い◎田中一之
イマジナリーキューブパズル◎山田修司
阿吽の呼吸で多様性の向こう側まで突っ切る/
イグ・ノーベル動力学賞研究紹介
◎西山雄大/村上 久/クラウディオ・フェリシャーニ/西成活裕
ガウスの数論から現代数学へ(1)/ 2次形式◎栗原将人
数学セミナー2022年1月号
特集◎計算理論から量子計算理論へ
本年度のアーベル賞ではロヴァースとヴィグダーソンが,京都賞ではヤオが,計
算理論の業績にて受賞した.今回は,各氏の業績と,そこから萌芽した量子計算
理論の進展を紹介.
[アーベル賞業績紹介] A.ヴィグダーソン◎岩間一雄
計算量理論と量子計算量理論◎西野哲朗
[京都賞業績紹介] A.C. ヤオ/
通信計算量理論:ヤオの卓越した独創の産物◎垂井 淳
量子回路の計算複雑性について◎西村治道
[アーベル賞業績紹介] L. ロヴァース◎今井 浩
耐量子計算機暗号◎國廣 昇
スーパーコンピューティングコンテスト2021◎菊池 誠
円と直線のなす配置/(3) グレイス,ブラウン,コクセター,ロンゲヒ
ギンズ◎徳重典英
数学セミナー2021年12月号
特集◎この数が面白い!
さまざまな数にはそれぞれに個性がある.今回は,各分野の研究者が数をひとつ選び,その特徴やそれにまつわる話題を紹介する.どのような数が登場するだろうか.
ベリー-エシーンの上界◎清 智也
ゼータ値の要(かなめ)(pi^2)/6◎大野泰生
ガウスと2(次)◎森下昌紀
オイラーの多面体定理に現れる「2」◎東谷章弘
3/世界は3でできている◎根上生也
4.669201609103…,ファイゲンバウム定数◎川平友規
8◎阿部紀行
16/スピン幾何における16の不思議◎佐久間一浩
22◎伊藤哲史
163とHeegnerの定理◎山崎隆雄
386637279427098990084096◎脇 克志
アレフ0 (アレフヌル)◎伊藤大雄
アレフ1◎依岡輝幸
京都大学ガロア祭/問題と解説◎中安 淳・森田陽介
円と直線のなす配置/(2) 配置構造と多面体◎徳重典英
数学セミナー2021年11月号
特集◎エレガントな証明
なかなか解けなかった問題が,補助線一本で鮮やかに解決する――
数学の醍醐味のひとつがこの「エレガントな証明法」である.驚くような仕方で
行われる証明を,さまざまな分野について鑑賞しよう.
エレガントな証明とは何だろう/ラングレーの問題から考える
◎濵中裕明
エレガントな積分計算◎斎藤新悟
不等式◎安藤哲哉
ハミルトン閉路に関するスミスの定理◎岡本吉央
ぐるぐる回るパズル◎坂井 公
数論におけるエレガントな証明◎金子 元
第62回国際数学オリンピックonlineロシア大会/問題と解説
◎藤田岳彦
NOTE/講評と解説◎ZZZ
数学セミナー2021年9月号
特集◎高次元の正多面体
正多面体は3次元では5つ存在することが知られているが,高次元化すると何種類,どのような図形が現れるだろうか.今回は高次元正多面体の基礎から応用までを概観する.
4次元正多面体入門――正多胞体の内訳と構成◎平澤美可三
図説 4次元多胞体ヒストリア◎宮崎興二
高次元の正多面体の対称性とコクセター図形◎小林正典
ゾムツールによる4 次元立体ワークショップ◎立木秀樹
高次元立方体の断面としてみた結晶構造◎石原慶一
4次元正多面体の皮むき展開図◎海野啓明
正24胞体とオクタバグ◎奈良知惠
予防接種完了時の新型コロナウイルス感染症流行を
どのように見通しているか◎西浦 博