雑誌詳細:こころの科学  2018年11月号

2018年11月号 通巻 202号

  • 紙の書籍
偶数月25日発売
[特別企画]
「助けて」が言えない
——援助と援助希求
松本 俊彦[編]
定価:税込 1,480円(本体価格 1,370円)
在庫あり
発刊年月
2018.10
ISBN
978-4-535-14102-5
雑誌コード
63957
判型
B5判
ページ数
140ページ
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内容紹介

自傷・自殺、薬物依存等の背景には援助希求の問題が横たわる。SOSを出せない心理の理解とかかわりについて各分野の知恵を集約。

巻頭に——カラダのキモチ………福田正人

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■松本俊彦=編

【特別企画】「助けて」が言えない——援助と援助希求  
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▼助けを求められない心理
「医者にかかりたくない」「薬を飲みたくない」
——治療・支援を拒む心理をサポートする………佐藤さやか

「このままじゃまずいけど、変わりたくない」
——迷う人の背中をどう押すか………澤山 透

「楽になってはならない」という呪い
——トラウマと心理的逆転………嶺 輝子

「助けて」ではなく「死にたい」——自殺・自傷の心理………勝又陽太郎

「やりたい」「やってしまった」「やめられない」
——薬物依存症の心理………松本俊彦

▼支援の現場から
「NO」と言えない子どもたち——酒・タバコ・クスリと援助希求
                       ………嶋根卓也

虐待・貧困と援助希求
——支援を求めない子どもと家庭にどうアプローチするか………金子恵美

未受診の統合失調症当事者にどうアプローチするか
——訪問看護による支援関係の構築………廣川聖子

どうして住まいの支援からはじめる必要があるのか
——ホームレス・ハウジングファースト・援助希求の多様性・
つながりをめぐる支援論………熊倉陽介・清野賢司

薬物問題を抱えた刑務所出所者の援助希求
——「おせっかい」地域支援の可能性………高野 歩

ギャンブルによる借金を抱えた本人と家族の援助希求
——どこに相談に行けばよいのか………田中紀子

ゲイ・バイセクシュアル男性のネットワークと相談行動
——HIV・薬物使用との関連を中心に………生島 嗣

性犯罪被害者と援助希求………新井陽子

「人は信じられる」という信念の変動と再生について
——被災地から………蟻塚亮二

支援者の二次性トラウマ、燃え尽きの予防………森田展彰・金子多喜子
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【論説】
子どもを虐待した親への児童相談所における教育プログラム………田中清美
運動の不器用さを抱える子どもたち
——発達性協調運動障害(DCD)という視点からの理解と支援
                           ………中井昭夫

【特別対談】
臨床における秘密と嘘——「環状島」から考える………森 茂起・宮地尚子


■連載
現場を変えるいじめの科学(22)
学校風土の科学的測定、現場への還元………和久田学

イニシエーションとしての病(10)語りの科学………糸川昌成
臨床に活きるトラウマインフォームド・ケア(6)組織の安全………野坂祐子
症状をもつ力(7)去られるためにそこにいる………田中茂樹
絲的ココロエ(15)愛だとか友情だとか………絲山秋子


■ほんとの対話
兼本浩祐『精神科医はそのときどう考えるか』………深尾憲二朗
先崎学『うつ病九段』………加藤忠史
サスキンド『3000万語の格差』………菅野幸恵
貴戸理恵『「コミュ障」の社会学』………浦野 茂


■こころの現場から
大人はわかってくれない(児童養護施設)………楢原真也
M語辞典(精神科訪問看護)………進あすか

伝言板

『こころの科学』203号(2018年12月25日発売)

特集=服薬と処方の心理