法学セミナー 編集部ブログ 今月の最新記事

◆2020年7月号 芸術と表現の自由 6月12日発売

●2020年7月号(6月12日発売)

▼法学者の本棚

◇私の大事な書物と出会い――原 秀男『価値相対主義法哲学の研究』
……角田正芳

▼#ゼミを語ろう

◇早稲田大学法学部 水島朝穂ゼミ(憲法)

▼最新の重要テーマに深く踏み込む「特集」「特別企画」

[特集]
芸術と表現の自由

1919年は、表現の自由にとって特別な年である。
この年、アメリカ合衆国最高裁判所が下したある判決に、ホームズという裁判官が付した反対意見の中で、その後の憲法論を決定づける表現の自由保障の「基本形」が芽吹いたからである。
それは、「思想の自由市場」と「明白かつ現在の危険」という2つの法理をパッケージ化したものであった。
昨年2019年は、その「基本形」生誕100年にあたる年であった。
その年に、『表現の不自由展・その後』を含む「あいちトリエンナーレ2019」を舞台とした事案が発生したのは、偶然とはいえ、誠に象徴的である。
この特集では、百寿のお祝いにかえて、表現の自由の現在を改めて問い直すことにしたい。
芸術とはどのような意味で憲法問題なのか、表現の自由は果たして文化的創造性にとって意味があるのか、等々の根本問題を提起すると同時に、「あいちトリエンナーレ2019」事案についての法的・文化政策的論点を考察していこう。――――駒村圭吾

【総論】表現の自由
◇憲法問題としての芸術――表現の自由保障“生誕100年”に寄せて
……駒村圭吾

◇アートマネジメントから観た“表現の自由”再考――近代と脱近代の相克
……井出 明

◇表現の自由の現代的論点――〈表現の場〉の〈設定ルール〉について
……横大道 聡

【各論】あいちトリエンナーレ2019問題
◇あいちトリエンナーレ2019問題の事案紹介
……山邨俊英

◇憲法で見る「表現の不自由展・その後」――契約は憲法を超えるか
……中島 徹

◇あいちトリエンナーレ2019と争訟手段――補助金不交付に対する行政争訟を中心に
……平 裕介

◇補助金行政法の宿痾
……堀澤明夫

◇文化専門職と表現の自由
……太下義之

[特別企画]
新型コロナと法【リレー連載】

◇アメリカにおけるCOVID-19の現状と弁護士の役割
……中島朋子

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