月別: 2011年11月
数学セミナー2011年12月号
特集◎シミュレーションの数理
東日本大震災以降,さまざまなメディアで紹介されたシミュレーションによる検証・予測.
今回は,特に高い関心をもたれている「気象・自然災害」や「環境汚染」に焦点を当て,
数理という切り口からシミュレーション研究の現状や可能性を追求する.
[気象・自然災害に関するシミュレーション編]
不確実性と予測/受益者・生活者の視点と目線にたつシミュレーション研究へ◎樋口知之
津波の数値計算と予報システムおよび被害推定◎越村俊一
SPEEDIによる放射性物質拡散シミュレーション/理想と現実の狭間から見えてきた問題◎北本朝展
プレート境界地震の発生予測シミュレーション◎松浦充宏
データ同化:観測とモデルの融合◎蒲地政文
[環境汚染等に関するシミュレーション編]
シミュレーションを支える数理◎山本昌宏
放射性物質の大気拡散シミュレーションについて◎永井晴康
海洋中の汚染物質輸送シミュレーション◎宮澤泰正
チェルノブイリ事故による大気汚染の長期予測◎羽田野祐子
気候変動等との相互作用を考慮した大気微量成分シミュレーション◎滝川雅之
不均質媒質における拡散現象の非整数階微分方程式によるモデル化,シミュレーション◎島本憲夫
透水問題のための可視化技術と数値解析◎竿本英貴
本誌12月号は増大号となりましたため,定価を1100円とさせていただきました.
ご諒承くださいますよう,お願い申し上げます. (株)日本評論社