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数学セミナー2018年9月号
数学的には価値がないはずの,間違った証明や命題が,数学を前進させ重大な意義を持つことがある.
今回は,そのような例をいくつかとりあげ,数学における「間違い」とは何かを考える.
間違いの意義と創造性◎野家啓一
平行線公理◎難波 誠
関数の連続性についてのコーシーの誤り/反例が導いた厳密な概念◎中根美知代
ポアンカレ予想◎河内明夫
ルベーグの間違いと記述集合論の誕生◎池上大祐
間違いと真理/解析学と集合論の場合◎渕野 昌
4色定理の証明/小さな誤りから大きな問題への道◎ラスマン ウェイン+安本真士
[新連載]
双対と表現/前口上と助走と◎梅田 亨