月別: 2011年9月
数学セミナー2011年10月号
特集◎ガロア生誕200年
20歳で決闘により命を落とした「孤高の天才」ガロア.
そのドラマティックな生き様だけがクローズアップされがちであるが,
彼が遺した数学は現代もさまざまな分野で活用されている.
今回は,ガロアの数学が各分野にどのように息づいているかを紹介する.
ガロアの伝説と数学観◎加藤文元
代数方程式のガロワ理論◎梶原 健
数論幾何におけるガロア理論◎伊藤哲史
被覆のガロア理論◎難波 誠
微分方程式のガロア理論◎齋藤政彦
モチヴィック・ガロア群◎寺杣友秀
京都大学ガロア祭/問題と解説◎太田慎一+吉永正彦+入谷 寛
京都大学ガロア祭講演/観察から始まる数学:巡回篩現象入門◎吉永正彦
アーベル賞業績紹介:ミルナー◎加藤十吉
フラーレンをめぐる数理化学(V)/特性単項式法とプロリガンド法による数え上げ◎藤田眞作
NOTE/講評と解説◎黒山人重
【新連載】
等長地図はなぜないの?◎西川青季