◆3月号(92巻3号) 刑事証拠法の課題
◆企画趣旨
1990年代後半から続く、数々の刑事訴訟法改正は、捜査手続や公判手続の在り方に対して、大きな変化をもたらしてきた。しかし、条文の改正がほぼ行われていない領域がある … (本誌より抜粋/本文内容一部参照できます!)
—— 2020年3月号目次——
◇刑事証拠法の課題
企画趣旨 … 緑 大輔
「証拠の関連性」概念による主張と証拠の整理 … 成瀬 剛
証拠の保管・管理の在り方 … 斎藤 司
取調べの録音・録画と自白の証拠能力 … 堀江慎司
協議・合意に基づく供述の証拠としての使用 … 川出敏裕
刑事免責と証人審問権 … 榎本雅記
刑事手続における司法面接結果の録音録画媒体の使用
――いわゆる代表者聴取を中心として … 緑 大輔
▼小特集 独占禁止法改正の背景と論点
2019年独占禁止法改正――対立型法執行から協調的法執行へ? … 土田和博
課徴金制度の改正――令和元年改正の評価と課題 … 伊永大輔
リニエンシー制度の改正――調査協力減算制度を中心として … 多田敏明
いわゆる「弁護士・依頼者間秘匿特権」を巡る議論と公正取引委員会の取組 … 松本博明・萩原泰斗
【連載】法曹養成制度の岐路・7
韓国ロースクール・システムの意義と課題 … 金 昌禄
【連載】信用の基礎理論構築に向けて・2
仮想通貨バブル崩壊序曲から見る「信用」の存立基盤 … 倉橋雄作
【連載】消費者法の作り方――規範の基底価値・存在形式・内容・4-1
消費者契約の協働的形成に関する一考察(上) … 松田貴文
【連載】大学法人ガバナンスの現状と課題・3
学校法人における監査体制 … 瀬谷ゆり子
【連載】憲法の規整力・9-1
「戦後憲法学」と憲法学史研究――「憲法学説」の射程 … 出口雄一
9条学説史から見た「憲法学説」の規整力 … 鈴木 敦
【連載】中間総括・刑事司法改革・9
起訴基準と訴追裁量 … 川崎英明
【連載】【債権法判例の行方】
将来発生する債権の譲渡に関する制限基準 … 原 恵美
岐路に立つWTO上級委員会と国際通商関係における「法の支配」 … 川瀬剛志 【法律時評】
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