◆11月号(90巻12号) 現代法における「人間」の相対化

★バックナンバーの購入はこちらから★

法は、理性的な人間像をその前提にしているが、近年の諸科学は人間の非主体的・偶然的な側面を提示する。法における人間像の実相を、多様な角度から概観する。

 
<特集 「現代法における「人間」の相対化」より>

◆企画趣旨

近代において正しさの究極の準拠としての神がいよいよ信憑性を喪った(と言って悪ければ、どの神が信頼に足るかについての理解を容易には共有し得ないことが徹底的に自覚された)結果、法は本来そうであったようにまさしく人間による人間のための営為であるよりほかなくなった。 … (本誌より抜粋/本文内容一部参照できます!
 
 
 
 

—— 2018年11月号目次——

 

◇特集=現代法における「人間」の相対化

企画趣旨 … 尾崎一郎
主体と責任――近代のブラック・ボックス … 小坂井敏晶
「無意識」と法 … 堀田秀吾
動物の法的地位のゆらぎ――人間と非人間のはざまで … 青木人志
ロボット・AIと人間性 … 角田篤泰
「身体の自由」のゆくえ――〈サイバー/フィジカル〉が融解する世界の中で … 山本龍彦
身体の道具化――その進展と制御 … 櫛橋明香

 

▼小特集 「裁判官対話」の臨界

企画趣旨 … 伊藤洋一
「政治と司法」から「司法の政治」へ――ヨーロッパ司法政治研究の動向と展望
網谷龍介
「裁判官対話」の臨界――フランス国務院を素材として
伊藤洋一
なぜ条約が憲法に優位するのか――ベルギーとルクセンブルクの実践
濵本正太郎
アジアにおける裁判官対話――韓国憲法裁判所の活動を中心に
須網隆夫
人権条約システム参加の背景及び促進戦略とその理論的含意
――特に強制失踪条約を例に
寺谷広司
 
【連載】 憲法の規整力2-2
[ディスカッション]誰のための、何のための「憲法典」か?
「憲法の規整力」研究会
 
【連載】 原発問題から検証する公法理論8-2
わが国における原子力災害対策について(下)
小澤久仁男
 
【連載】 拐取罪を巡る比較法的・沿革的分析8-2
スイス刑法における未成年の子の奪い合いを巡る議論状況(下)
深町晋也
 
【連載】 中間総括・刑事司法改革1-2
裁判員制度がもたらしたもの
後藤 昭

【連載】 債権法判例の行方16
請負契約の解除と報酬請求権 … 藤澤治奈
 
 
多発するスポーツ団体のトラブルとその発生要因【法律時評】
早川吉尚
 
 
【法律時報 訂正・追録履歴】 2017/2018