◆9月号(91巻10号) 国際経済秩序をめぐる法動態

★バックナンバーの購入はこちらから★

自由主義的な国際経済秩序は、近年の地政学的な要因でその構造が変容しているのか。関連分野も含め国際経済法の現状を考察する。

 
<特集「国際経済秩序をめぐる法動態」より>

◆国際経済秩序をめぐる法動態

 1 国際経済法は、現在、いかなる状況にあるのだろうか。社会のグローバル化を最も顕著に表す領域の一つであるこの法分野では、世界情勢を反映しつつ … (本誌より抜粋/本文内容一部参照できます!

 
 

 

—— 2019年9月号目次——

◇特集=国際経済秩序をめぐる法動態


国際経済秩序をめぐる法動態――企画趣旨及び解題
寺谷広司・伊藤一頼
国家安全保障と通商制限 … 松下満雄
WTO上級委員会危機と紛争解決手続改革
――多国間通商システムにおける「法の支配」の弱体化と今後
川瀬剛志
貿易とその敗者をめぐる法動態――国際貿易体制の「最大の試練」はいかに克服しうるか?
北村朋史
SPS協定の下での予防的国内措置 … 堀口健夫
グローバルな経済秩序における自由 … 郭 舜
国際経済秩序の転換と立憲主義――危機の時代か変化の時機か
伊藤一頼
グローバル経済秩序と「持続可能な開発目標」
内記香子・三浦 聡
EUの移民規制 … 大西 楠・テア
ビジネスと人権――ソフトローの役割 … 吾郷眞一
投資仲裁と常設投資裁判所――投資紛争解決制度をめぐる分裂と統合
須網隆夫
情報・データの越境流通 … 鈴木將文


 

【新連載】信用の基礎理論構築に向けて・1-1
信用の基礎理論構築に向けて――プロレゴメナ(上)
木庭 顕

【連載】法曹養成制度の岐路・2
法科大学院の今後――普通の法科大学院は制度改正にどう対応すべきか
椛嶋裕之

【連載】憲法の規整力・7-1
憲法学と「市民」――地方自治論の意義を巡って
水林 翔
主権・分権――平成期の地方制度改革の過程分析を中心に
木寺 元

【連載】行政の正統性をめぐる現代的諸問題・3 [最終回]
規整法と法律の留保――「多元的システム」における行政の正統性
巽 智彦

【連載】拐取罪を巡る比較法的・沿革的分析・13
日本法の地層――拐取罪を巡る(裁)判例および学説の各状況の粗描
松原和彦

【連載】中間総括・刑事司法改革・6
取調べの可視化――原点と課題 … 川崎英明

【連載】【債権法判例の行方】25
不動産賃借権に基づく妨害排除請求 … 秋山靖浩

 

政治権力・裁判官・市民社会
――欧州連合の一角、ポーランドでいま何が起こっているのか?
小森田秋夫 【法律時評】

 

小誌掲載論考についてのお詫びとご案内を掲載しています。

 
 
【法律時報 訂正・追録履歴】 2019