◆8月号(94巻9号) AIと民法

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今後ますます発展するであろうAIが、人・契約・不法行為といった民法の基本問題にどのような影響を与えるのかを考察する。

 
<特集 「AIと民法」より>

◆企画趣旨


 1 AIと法 Artificialin telligence(人工知能。以下、「AI」という)は、われわれの社会においてすでにさまざまなかたちで活用されている。そして、日本が目指すべき未来社会の姿であるとされるSociety5.0は、サイバー空間 … (本誌より抜粋/本文内容一部参照できます!

 
 
 

——2022年8月号目次——

◇特集 AIと民法

企画趣旨 … 水津太郎
AIの私法上の権利主体性 … 村田健介
AIによる契約の締結 … 岡本裕樹
AIと消費者 … 大澤 彩
AIと約款規制 … 西内康人
AI技術により自動生成された人物肖像の利用によるパブリシティ権侵害 … 柿沼太一
AI機器使用の不法行為における過失判断――医療・介護分野での責任判断を契機に … 米村滋人
AIと無過失責任――施設・機械の自動運転に伴う事故の危険責任・瑕疵責任による規律 … 橋本佳幸

 

◇小特集 デジタル社会と登記

――日本登記法学会第6回研究大会

デジタル社会における不動産登記簿の公開 … 小西飛鳥
リモートセンシングデータの登記利用 … 今瀬 勉
デジタル化時代の不動産登記実務 … 隂山克典
午後の部(不動産登記)質疑応答の概要 … 石田 剛
講評 … 道垣内弘人
[全体総括]デジタル社会における商業登記理論と不動産登記理論の交錯 … 七戸克彦

 

肖像の商業的利用における契約規制のあり方(上) … 隈元利佳 91

令和3年ストーカー規制法改正の意義と今後の課題(上)――刑事立法学の一局面として … 深町晋也

不同意性行罪の新設の意義と課題(上) … 斉藤豊治

【連載】公益の実現と法――人々の自発的活動が導く「公益」を考える・7-4
プラットフォームとインフラストラクチャーをめぐる法の一般原則(下-2)
――「法の下の平等」の私法的基礎づけを含めて … 渕 圭吾

【連載】デジタル・プラットフォームビジネス研究の最前線・14
ブロックチェーンと法(下) … 片桐直人・プラットフォームビジネス研究会

【連載】ミクロ憲法学の可能性・12-1
水害に関する国の法的責任と防災義務――ハザードマップの整備と水害リスク説明を中心に … 石塚壮太郎

【連載】憲法訴訟の醸成――実務と学説が導く可能性・15
選挙訴訟の主観的性格と客観的性格――ドイツ選挙審査抗告と対比して … 畑尻 剛

【連載】平成民法学の歩み出し・13
法変容の突破口としての所有権留保――道垣内弘人『買主の倒産における動産売主の保護』 … 阿部裕介

 

「戸籍法改正の中間試案」と命名権河上正二【法律時評】

国民審査の憲法理論に向けて――最高裁令和4年5月25日大法廷判決木下昌彦【判例時評】

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