◆2月号(95巻2号) 岐路に立つ日本型雇用システム――人生保障から権利保障への転換の流れを考える
◆企画趣旨日本の労働法が本格的に展開されたのは第二次世界大戦後である。以来、およそ75年に及ぶ歴史の中で、日本の労働法は、社会経済状況の変化を踏まえながら、協調的な企業別労働組合に支えられた集団的な労使慣行と … (本誌より抜粋/本文内容一部参照できます!) |
——2023年2月号目次——
――人生保障から権利保障への転換の流れを考える
企画趣旨 … 池田 悠
日本的雇用慣行と差別禁止法理 … 富永晃一
労働者の個人的事情への配慮と個人情報の保護 … 長谷川珠子
就業規則法理の意義と解釈論上の論点 … 土岐将仁
労働法の強行性と労働者の意思表示 … 池田 悠
定年制の再定義 … 島村暁代
企業別労働組合の現代的諸問題 … 戸谷義治
日本の安全保障に関する初歩的な確認事項 … 木庭 顕
●信用の基礎理論構築に向けて・8-3
金融機関と顧客の仲介に関する法的課題(下) … 加毛 明
●法をめぐるミスコミュニケーション・1-2
政教分離の語り方(下)――法と宗教のミスコミュニケーション … 尾崎一郎
●紛争が戦争とならないために――領域支配をめぐる対立の制御における国際法の役割・4
コルフ島事件(1923年)における国際法の多層性――囲い込まれた復仇 … 福島涼史
●幻の創文社版『憲法綱要』とその批判的検討・2
「段階」と「型」――樋口陽一における比較憲法学と憲法学の方法 … 蟻川恒正
●憲法訴訟の醸成――実務と学説が導く可能性・20
憲法9条と「法的保護に値する利益」に関する一考察――安保法制違憲国賠訴訟を題材に … 青井未帆
●行政法学のリ・デザイン――二元的思考を超えて・2-1
行政法における一般法と個別法(上) … 北島周作
●平成民法学の歩み出し・18
分断の時代に法学教育の原点を考え直す――平井宜雄「法律学基礎論覚書」 … 吉永一行
●著作権法と刑法の語らい・4
[ハイスコアガール事件]著作権侵害罪の限定解釈の試み――ハイスコアガール事件をきっかけとして … 西貝吉晃
●公判外供述の比較法研究・1-5
アメリカの刑事手続上の公判外供述(5・完) … 緑 大輔
●日本的雇用を問い直す・2
退職金は永年勤続のご褒美か――退職金の賃金性と不支給・減額措置の有効性を問い直す … 淺野高宏
ツイッター買収劇に法理はありや? … 上村達男
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