◆9月号(93巻10号) 刑事裁判を支える人的・社会的基盤
◆刑事裁判を支える人的・社会的基盤
1 企画の背景
令和元年(2019年)5月に裁判員制度の施行から10年が経過し、最高裁判所から10年の総括報告書が公刊されたほか、各種の媒体においても10年を振り返る特集が組まれるなどした … (本誌より抜粋/本文内容一部参照できます!)
——2021年9月号目次——
◇特集 刑事裁判を支える人的・社会的基盤
刑事裁判を支える人的・社会的基盤――裁判員制度の運用から見えてくる課題
… 堀江慎司
災害と刑事裁判――パンデミックへの対応を中心に … 緑 大輔
裁判員の参加促進のために――裁判員の心理的・時間的負担軽減を図る
… 武石恵美子
刑事裁判と報道――報道のあり方の変化と国民の理解 … 曽我部真裕
刑事弁護人の育成、弁護体制の整備――弁護士会の取り組みと課題
… 菅野 亮
外国人と刑事裁判――刑事裁判における適切な通訳の確保 … 松田道別
刑事法を素材とする「法教育」(あるいは「法教育」としての刑事法教育)
――子どもたち・ノンプロの大人に誰が何をどのように教えるか
… 笹倉宏紀
◇特別企画
[座談会]消費者法の改正動向を論じる
――「消費者法の作り方」総括(2021年春)
… 福島成洋・室岡健志・吉政知広・西内康人・得津 晶・丸山絵美子
【連載】公益の実現と法――人々の自発的活動が導く「公益」を考える・2
コンテンツのアーカイブと知的財産法の役割 … 前田 健
【連載】信用の基礎理論構築に向けて・6
「近代的所有権」概念導入と信用膨張――真土事件の分析 … 倉重泰彦
【連載】デジタル・プラットフォームビジネス研究の最前線・5
プラットフォームビジネス規制の制度設計(上)
… 原田大樹・プラットフォームビジネス研究会
【連載】学校法人ガバナンスをめぐる法的課題・2
学校法人の資金調達・資金運用とガバナンス … 山本真知子
【連載】ミクロ憲法学の可能性・7-1
ミクロ財政と憲法学――あるいは財政と金融の一側面 … 片桐直人
【連載】憲法訴訟の醸成――実務と学説が導く可能性・6
国民の知る権利と番組編集準則をめぐる憲法訴訟 … 西土彰一郎
【連載】行政法の基礎理論・7-1
「法規範が利益を一定の態様で保護する」という思考が
行政法において意味するもの(上) … 太田匡彦
【連載】平成民法学の歩み出し・3
戦後民事判例における救済法理の原風景へ――道垣内弘人『私法体系と信託法理』 … 髙 秀成
サイバーいじめと侮辱罪 … 西貝吉晃【法律時評】
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