◆4月号(93巻4号) 犯罪者処遇法の新展開

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犯罪者処遇法に関する新しい立法の展開を捉え、施設内処遇と社会内処遇の重要問題の検討を行うとともに、その将来を展望する。

 
<特集 「犯罪者処遇法の新展開」より>

◆企画趣旨

 1 特集の背景 本特集では、犯罪者処遇法をめぐる新たな立法の動きを捉え、施設内処遇と社会内処遇の重要課題を検討するとともに、その将来を展望する。 犯罪行為に及んだ者の刑事司法上の扱いを規制する法制度 … (本誌より抜粋/本文内容一部参照できます!

  

  
 

—— 2021年4月号目次——

◇特集 犯罪者処遇法の新展開

企画趣旨… 武内謙治
憲法からみた犯罪者処遇法改革… 沢登文治
近代日本の自由刑における刑種の変遷――国事犯への定役をめぐる議論を中心に
兒玉圭司
刑罰論からみた犯罪者処遇法改革… 髙橋直哉
矯正実務からみた自由刑・施設内処遇改革の意義と課題… 中島 学
自由刑の改革と処遇の法的根拠… 本庄 武
更生保護の実務からみた社会内処遇改革の意義と課題… 吉田研一郎
社会内処遇の法的規律… 正木祐史

 

■小特集「裁判官対話」の地平

企画趣旨… 伊藤洋一
ヨーロッパ人権条約第16議定書と「裁判官対話」… 伊藤洋一
マルチ・レヴェルの司法政治の生成――EUにおける裁判官対話発展の一帰結
網谷龍介
欧州を越える欧州
――ヴェニス委員会による裁判官対話の普遍的展開… 寺谷広司
中南米(ラテンアメリカ・カリブ)の国際裁判所と裁判官対話
中井愛子
国際裁判機関間の批判的対話… 濵本正太郎
知財高裁と裁判官対話――日本における裁判官対話の可能性
須網隆夫

 
 

内閣法制局の「人的資源」の質の確保に関する比較法的考察
――フランス、ベルギー、オランダ、イタリアの国務院を素材に
奥村公輔

 
 

【新連載】
憲法訴訟の醸成――実務と学説が導く可能性
・1
企画趣旨… 渡辺康行
それでも基準は二重である?――「二重の基準」をめぐる政治力学… 江藤祥平

【連載】
海外コロナ事情――現地からのレポート
●ドイツ編
マスク着用義務からみるドイツのコロナ対策――ハンブルクを例に… 渡邉泰彦

【連載】差別解消法と条例の展開――ヘイトスピーチ問題を例に展望する・6 [最終回]
ヘイトスピーチ解消法と条例によるヘイトスピーチ対策の到達点
石塚武志

【連載】新しい土地法・6-2
相続人の占有と所有権の時効取得(下)… 水津太郎

【連載】ミクロ憲法学の可能性・4-2/4-3
マンション法における民事法学の「こだわりどころ」の分析
――篠原報告へのコメント… 吉原知志
吉原コメントへの再応答… 篠原永明

【連載】行政法の基礎理論・4-2
法律上の特別の根拠なき機関訴訟の基礎づけ(下)
――特に権力分立原理の観点から… 西上 治

 

コロナ・人権・民主主義原田大樹 【法律時評】

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