雑誌詳細:法律時報   2023年2月号

2023年2月号 通巻 1186号

  • 紙の書籍
  • 電子書籍
毎月27日発売
[特集1]
岐路に立つ日本型雇用システム
――人生保障から権利保障への転換の流れを考える
定価:税込 1,925円(本体価格 1,750円)
紙の書籍・POD・アーカイブズの価格を表示しています。
電子書籍の価格は各ネット書店でご確認ください。
在庫あり
発刊年月
2023.01
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
168ページ
定期購読申込ページへ

内容紹介

1980年代の立法の時代を経て、日本型雇用システムはどこに向かうのか。将来に向けた雇用社会のグランドデザイン構想を描き出す。

※『法律時報』の電子書籍Kindle版(法律時報e-book)は、各号の特集記事部分を電子書籍化したものです。連載記事などは含まれていません。

【法律時評】
ツイッター買収劇に法理はありや?……上村達男
_______________________________

■特集=岐路に立つ日本型雇用システム
     ――人生保障から権利保障への転換の流れを考える
_______________________________

企画趣旨……池田 悠

日本的雇用慣行と差別禁止法理……富永晃一 

労働者の個人的事情への配慮と個人情報の保護……長谷川珠子 

就業規則法理の意義と解釈論上の論点……土岐将仁 

労働法の強行性と労働者の意思表示……池田 悠 

定年制の再定義……島村暁代 

企業別労働組合の現代的諸問題……戸谷義治

_______________________________

●論説
日本の安全保障に関する初歩的な確認事項……木庭 顕 


●連載
信用の基礎理論構築に向けて・8-3
金融機関と顧客の仲介に関する法的課題(下)……加毛 明 

法をめぐるミスコミュニケーション・1-2
政教分離の語り方(下)――法と宗教のミスコミュニケーション
  ……尾崎一郎 

紛争が戦争とならないために
――領域支配をめぐる対立の制御における国際法の役割・4
コルフ島事件(1923年)における国際法の多層性——囲い込まれた復仇
  ……福島涼史 

幻の創文社版『憲法綱要』とその批判的検討・2
「段階」と「型」――樋口陽一における比較憲法学と憲法学の方法
  ……蟻川恒正 

憲法訴訟の醸成――実務と学説が導く可能性・20
憲法9条と「法的保護に値する利益」に関する一考察
――安保法制違憲国賠訴訟を題材に
  ……青井未帆 

行政法学のリ・デザイン――二元的思考を超えて・2-1
行政法における一般法と個別法(上)
  ……北島周作 

平成民法学の歩み出し・18
分断の時代に法学教育の原点を考え直す――平井宜雄「法律学基礎論覚書」
  ……吉永一行 

著作権法と刑法の語らい・4
[ハイスコアガール事件]著作権侵害罪の限定解釈の試み
――ハイスコアガール事件をきっかけとして
  ……西貝吉晃 

公判外供述の比較法研究・1-5
アメリカの刑事手続上の公判外供述(5・完)……緑 大輔 

日本的雇用を問い直す・2
退職金は永年勤続のご褒美か
――退職金の賃金性と不支給・減額措置の有効性を問い直す
  ……淺野高宏 


【B&Aレビュー】
東條明徳「実行の着手論の再検討(1)〜(6・完)」●刑事法学の動き
  ……浅田和茂 


【特別刑法判例研究】
輸出貿易管理令における「部分品」該当性を判断する際の
「専用性」要件について……藤井智也 


【労働判例研究】
定年後再雇用時の労働契約更新と労契法19条2号の適用
――Y社事件……後藤 究 

学会レポート 東アジア行政法学会第14回学術総会
東アジアにおける警察行政法および公企業法の展開
  ……下山憲治 


【史料の窓】
第1回帝国議会の開院式における勅語(下)……川人 顕


最高裁新判例/新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム

法律時報 2023年3月号(2023年2月27日発売)

特集=刑事法の基本概念の意義を問う(仮)

法解釈や立法の場面で、論者の望む結論に都合よく用いられる刑事法の基本概念に注目し、議論の土台が足り得ているかを検証する。