月別: 2025年7月
◆2025年7月号 これからの欧州と日本の法的連携を考える――サステナビリティ規制を中心に<好評発売中!>
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企画趣旨地政学的緊張の高まりや気候変動といった複数の危機が複雑に絡み合うなか、今日の国際社会では、制度の安定性と予測可能性をいかに確保するかが、喫緊の課題となっている。このような時代において、サステナビリティはもはや環境政策に限定されるものではなく、経済や社会の持続的な発展を支えるための中核的な理念として位置づけられつつある。そして、その理念を制度的に実現するためには … (本誌より抜粋/本文内容一部参照できます!) |
——2025年7月号目次——
――サステナビリティ規制を中心に
EUの新たな規制像と日本――持続可能な世界のための日欧連携 … 中村民雄
欧州電池規則とデジタル製品パスポートの制度設計と課題 … 寺田麻佑
EUデューディリジェンス義務化の規制再構成の行方――日本企業への波及と課題と機会 … 木下由香子
EUサステナビリティ規制における分散型ガバナンスの試み … 木村 響・羽深宏樹
デジタル製品パスポートはグローバルな規制モデルとなりうるか――国際法の観点からの検討 … 伊藤一頼
データ空間と競争法の課題――Gaia-X、Catena-Xでの経験から得られた教訓 … Simon VANDE WALLE
デジタル経済におけるEUのグローバルスタンダード設定とその影響力――GDPRが個人情報保護法に与えた制度的影響の分析 … 早川有紀
EUの国際ルール形成力に関する若干の考察 … 伊藤洋一
マンションの再生等に向けた新たな決議制度 … 篠原永明
管理組合の適正管理とその環境整備 … 北見宏介
管理不全マンション及び危険有害マンションに対する行政関与の現状と課題 … 長谷川 洋
改正マンション法における財産管理制度の意義と限界 … 佐藤 元
●メタ「法学入門」・9
民法学 その3 … 小粥太郎
法的判断において「議論」が果たす役割の諸相――法学と議論学との協働・6
法律学基礎論と「答案練習」――アンチ「答案練習」論の克服に向けて … 得津 晶
●民事法律扶助制度の改革・5
民事法律扶助で支援を受けることができていない未成年者への法的支援 … 原田直子
●幻の創文社版『憲法綱要』とその批判的検討・22 [最終回]
違憲審査制の「第3類型」をめぐって … 宍戸常寿
●憲法と家族法の交錯・7
未成年者の医療に対する親・親権者の権利義務 … 山口亮子
●行政法学のリ・デザイン――二元的思考を超えて・15-2
司法を志向する法執行(下)――司法的執行と行政的執行のあいだ … 堀澤明生
●名誉毀損・侮辱を巡る比較刑法研究・1-5
ドイツにおける名誉に対する罪(5) … 嘉門 優
●拘禁刑時代の施設内処遇・9
長期刑受刑者の施設適応と拘禁刑 … 新海浩之
●公判外供述の比較法研究・4-3
イギリスの刑事手続上の公判外供述(3) … 佐藤友幸
◆2025年6月号 「親密圏」を規律する刑法<好評発売中!>
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企画趣旨――刑事法が「親密圏」を規律するとき |
——2025年6月号目次——
「親密圏」における保護責任者遺棄 … 松尾誠紀
「親密圏」における死体遺棄等について … 嶋矢貴之
「親密圏」における性犯罪 … 鎮目征樹
DV反撃殺人における正当防衛権の拡張可能性――カナダ刑法を参照しつつ … 和田俊憲
「親密圏」におけるストーカー行為 … 遠藤聡太
「親密圏」における財産犯――親密圏内のカード流用事案を題材に … 冨川雅満
「親密圏」における医療同意と「代諾」 … 佐藤陽子
児童虐待を巡る権限の適正な分配とその行使に関する刑事法的考察 … 田中駿登
●メタ「法学入門」・8
民法学 その2 … 小粥太郎
●法的判断において「議論」が果たす役割の諸相――法学と議論学との協働・5
租税法律主義はいかなる態様で租税法解釈を枠づけているか
――「議論」の構造からのアプローチ … 藤谷武史
●民事法律扶助制度の改革・4
離婚事件の現場から見た民事法律扶助の現状と問題点 … 岡村晴美
●憲法と家族法の交錯・6
親はどうして子どもの医療について意思決定できるのか … 中山茂樹
●行政法学のリ・デザイン――二元的思考を超えて・15-1
司法を志向する法執行(上)――司法的執行と行政的執行のあいだ … 堀澤明生
●名誉毀損・侮辱を巡る比較刑法研究・1-4
ドイツにおける名誉に対する罪(4) … 嘉門 優
●拘禁刑時代の施設内処遇・8
刑事施設職員による「内側」からの職場の再構築に向けて … 森久智江
●公判外供述の比較法研究・4-2
イギリスの刑事手続上の公判外供述(2) … 佐藤友幸