◆1月号(86巻1号) 債権法改正と契約法理

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先に公表された債権法改正の「中間試案」、本特集は特に契約法理に着眼して、債権法改正の理論的背景を分析する。従来の判例法理・学説との距離を見極め、違いを見出すのであればどこに由来するのかを徹底追及する。

 
<特集「債権法改正と契約法理」より>

◆企画趣旨

「民法基本法典である民法のうち債権関係の規定について、同法制定以来の社会・経済の変化への対応を図り、国民一般に分かりやすいものとする等の観点から、国民の日常生活や経済活動にかかわりの深い契約に関する規定を中心に見直しを行う必要があると思われるので、その要綱を示されたい」との法務大臣による諮問を受けて、平成21年(2009年)11月に法制審議会民法(債権関係)部会が発足して以降、同部会での審議は5年目に入った。……(本誌より抜粋/本文内容一部参照できます!
 
 
 
 

—— 2014年1月号目次 ——

 

◇特集=債権法改正と契約法理

企画趣旨 … 潮見佳男
錯誤・不実表示 … 鹿野菜穂子
法律行為通則に関する改正の現況と課題 … 山本敬三
「契約の趣旨」と「本旨」 … 石川博康
約款 … 山本 豊
利益相反行為・代理権の濫用 … 佐久間 毅
典型契約の枠組み … 小粥太郎
契約と第三者 … 新堂明子
  (※本文内容に一部訂正があります。→訂正・追録履歴
損害賠償 … 潮見佳男
解除・危険負担 … 松井和彦

 

 ▼連続鼎談「新時代の刑事司法制度」を問う

  第4回 刑事免責・証人適格 … 福島 至・神 洋明・高田昭正
 
 
 
 
 
ハイチ大震災復興の民法学・居住福祉法学上の諸課題と国際貢献の意義(上) … 吉田邦彦
  (※本文内容に一部訂正があります。→訂正・追録履歴
 
【連載】イギリス憲法の実像――その歴史的文脈・27 … 戒能通厚
 
【連載】強行法と任意法
本人の死後事務の委任と民法653条1号の強行法規性 … 藤原正則
 
違憲状態判決の「重み」【法律時評】 … 只野雅人
  (※本文内容に一部訂正があります。→訂正・追録履歴