●2023年5月号(4月12日発売)
▼法学者の本棚
 難しそうな本にチャレンジしては?‥‥‥村上裕章
 ――室井 力『特別権力関係論――ドイツ官吏法理論史をふまえて』
 ▼#ゼミを語ろう
 大阪市立大学法学部 金澤真理ゼミ(刑事法)
 #ゼミの活動内容
 #先生の研究内容
 #ゼミの特徴
 #ゼミの雰囲気
 #後輩(読者)へ向けて
 ▼最新の重要テーマに深く踏み込む「特集」
 [特集]
 憲法を生かす
 ◇主権者としての受刑者――在外国民審査権訴訟から受刑者選挙権訴訟への軌跡‥‥‥吉田京子
 1.大法廷判決の余韻
 2.新たな規範
 3.知的有機体の一員として
 4.提訴
 5.「社会の役に立つ人間に」
 6.受刑者は主権者にふさわしくない?
 7.日本と世界の同僚たち
 8.選挙権が私たちを主権者にする
 9.受刑者に選挙権のある世界
◇在外国民審査権訴訟――公共訴訟のススメ‥‥‥井桁大介
 1.はじめに
 2.在外国民審査権訴訟と弁護団の構成
 3.弁護団の機能
 4.弁護団体制
 5.公共訴訟における一般的な弁護活動
 6.国民審査訴訟をめぐる法律上のあれこれ
 7.公共訴訟のススメ
◇強制送還と裁判を受ける権利‥‥‥児玉晃一
 1.はじめに
 2.強制送還制度の概要
 3.チャーター便送還事件
◇「表現の自由」の基盤としてのインターネット―――コインハイブ事件最高裁無罪判決‥‥‥平野 敬
 1.はじめに
 2.表現の自由とインターネット
 3.ウェブの収益構造
 4.コインハイブ
 5.不正指令電磁的記録に関する罪
 6.コインハイブ裁判の始まり
 7.本件の争点と憲法
 8.おわりに――実務に活きる憲法
◇技能実習生孤立死産「死体遺棄」事件――孤立出産に対する懲罰的態度から福祉への転換に向けて‥‥‥石黒大貴
 1.孤立出産ケースに対する死体遺棄罪の濫用的適用
 2.死体遺棄罪と孤立出産
 3.事案の概要
 4.弁護人らの主張
 5.1審判決――熊本地判令和3年7月20日
 6.控訴審判決――福岡高判令和4年1月19日
 7.福岡高裁判決における憲法上の重大な誤り
 8.さいごに
[論説]
 ◆霊感商法・寄附の不当勧誘と新たな法規制――消費者契約法の改正と寄附不当勧誘防止法の制定‥‥‥宮下修一
 1.はじめに
 2.消費者契約法(消契法)の改正
 3.寄附不当勧誘防止法(新法)の概要
 4.今後の課題と見直しの必要性
