書籍詳細:子どもの「勉強ができない」をほどく

子どもの「勉強ができない」をほどく 発達特性から考える見立てと学習支援

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  • 紙の書籍
予価:税込 2,420円(本体価格 2,200円)
発刊年月
2026.12(上旬)
ISBN
978-4-535-56456-5
判型
A5判
ページ数
224ページ
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

「勉強ができない」とされる子どもたちの背景に目を向け、その子にとって少ない負荷で学べる自分に合った方法・条件を探そう。

目次

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第Ⅰ部 「勉強ができない」を解体する
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第1章 「勉強ができない」とは何か

1 「できる/できない」という見方の魔力とまやかし

2 「知っている」と「使える」は同じではない
  ——ことばの意味理解をどう見るか

3 限られた認知資源をどのように使うか

4 努力不足という説明が見えなくするもの

5 能力不足という説明が見えなくするもの

6 「できない」から「こうすればできるかもしれない」へ


第2章 「勉強ができない」のつくられ方

1 学校・家庭・ひとがつくる「できなさ」

2 大人の関わりは、支えにも負荷にもなる
  ——関わりの量ではなく、位置を見る

3 考え方と学び方のミスマッチ
  ——「できる」は、入口に出会うところから始まる


第3章 「勉強」はどこでつまずくか
    ——アセスメントを明日の学びをつくるものにする


1 知能とは何か——IQは子どもの能力そのものではない

2 知能検査を、入力・保持・処理・出力・調整に戻して読む

3 「ワーキングメモリが弱いから」で本当に説明できるのか

4 子どもの明日の学びをつくるアセスメントへ


第4章 教育や支援はどこに向かうのか

1 基礎的学習スキルは、どの程度学力を説明するか

2 研究では、基礎的学習スキルと学力はどのように関連しているか

3 目につくスキルの説明力は、ライフステージによって変わる

4 学習スキルは、単独ではなく階層的につながっている

5 測りたいものにこだわるか、測る方法にこだわるか

6 スキル支援は、目標ではなく手段である

7 3つの支援の方向性

8 環境要因は、どの程度学力を説明するか

9 本人の意欲は、どの程度学力を説明するか

10 合理的配慮はどこから始まるのか
 ——誰もが使える学びの土台を経て個別の調整へ

コラム1 ギフテッドの子どもが勉強で力を発揮できない理由


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第Ⅱ部 つまずきと支援の実際
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第5章 「読む」のつまずきと支援

1 読めない理由は一つではない

2 知っていることばは読めるのに、別のことばになると読めない子

3 一文字ずつは読めるのに、単語になるとたどたどしい子

4 正しく読めるのに、すらすら読めない子

5 行を読み飛ばす・場所を見失う・文字が見えにくい子

6 「読める」を支える支援


第6章 「書く」のつまずきと支援

1 「書けない」といわれる子どもたち

2 授業は聞いているが、ノートはとれない子

3 繰り返し練習しているのに、漢字が覚えられない子

4 ワークシートや作文を書かない子

5 「書ける」を支える支援


第7章 「わかる」のつまずきと支援

1 「わかっていない」ように見える子どもたち

2 読めているが、理解に使う力が残らない子

3 説明を聞いているのに、何をすればよいかわからない子

4 ことばは知っているのに、文章になるとつまずく子

5 算数ができない子

6 「わかる」を支える支援


第8章 学びが変わる学習環境

1 学習は環境で変わる

2 情報通信技術(ICT)化は支援か負荷か

3 学ぶ場所と環境を問い直す

4 スマートフォンは支援か負荷か

コラム2「英語ができない」は努力不足?


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第Ⅲ部 勉強の支え方と関わり方
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第9章 保護者はどう向き合うか
    ——子どもの「できない」を、家庭で抱え込まないために


1 自分を責める前に、子どもの周りで起きていることを見る

2 「ふつうの子」と比べる前に、その子の現在地とこれからを考える

3 「頑張らせる」は、いつ支えになり、いつ傷になるのか

4 家庭は第二の教室でなくていい——「やらない」の背景を見る

5 学校との橋渡し——親が「交渉役」だけを背負わないために

6 家庭でできること——「教える」より「条件を整える」

7 親もまた、子どもを通じて育っていく


第10章 学校との付き合い方

1 学校で見えている姿は、その子の全部ではない

2 学校は担任だけではない——学校の中の人と場所を知る

3 通級では何を見ているのか
  ——「できない」ではなく「学べる条件」を探す

4 子どもを制度に合わせない——学校の使い方を組み替える

5 うまくいかないとき、支援をどう組み直すか

6 医療教育コーディネーターとしての実践


第11章 事例に基づく見立てと支援の実際
    ——学びを止めないために、いまとこれからを見る


1 「勉強ができない」を「この子の問題」にしない見立て

2 どこでつまずいているか、これから何につまずくか

3 見立てを次の学びにつなげる——支援への反応から確かめる

4 事例に基づく「勉強ができない」の見立てと支援