書籍詳細:認知症の人のこころを読み解く

認知症の人のこころを読み解く ケアに生かす精神病理

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発刊年月
2023.06
ISBN
978-4-535-98529-2
判型
A5判
ページ数
176ページ
Cコード
C3011
ジャンル

内容紹介

生物学的研究が盛んな認知症だが、豊富な事例報告をもとに、本人の言動や態度に目を向ける心理的アプローチの必要性を問いかける。

目次

第1章 認知症の人のこころの世界
      ――“からくり”から認知症ケアへ/高橋幸男

  1.認知症の人の不安やつらさについての気づきとなったAさん
  2.認知症の人の不安の内実
  3.認知症になりゆく経過に認められる心理社会的特徴(“からくり”)
  4.認知症の人とのつながりをなくさないためのかかわり
  5.在宅での暮らしが困難な場合
  6.一人暮らしの場合
  7.“からくり”でひもとく事例
  8.認知症初期集中支援チームの事例
  9.終わりに代えて


第2章 無気力・無関心、うつ状態を見極める/上田 諭

  1.アルツハイマー型認知症の人は無気力・無関心か
  2.最も多い「環境反応性」のうつ
  3.本人との対話の大切さ


第3章 不安の背景に迫る——認知症によって不安は変わるのか/水野 裕

  1.「誰かが来る」という不安
  2.「音がする」という不安
  3.何度も鍵を見に行く
  4.「ものがなくなる」「疲れやすい」
  5.「お父さんがいない」「捨てられた」と夫を探す
  6.人との関係


第4章 ピアサポートの力に目覚める
      ――専門職と当事者との協働のなかで/大塚智丈

  1.事例紹介
  2.初診時に気をつけていること
  3.診察でのやりとり
  4.悪すぎる認知症観の改善の必要性について
  5.認知症観改善の説明後の状況
  6.ピアサポートによる心理的支援へ
  7.認知症当事者の日記から
  8.当院認知症カフェでのピアサポート活動の実際
  9.Fさんもオレンジカフェ(認知症カフェ)に参加へ
  10.事例考察
  11.認知症ピアサポートの意義について――当事者による心理的支援


第5章 患者のストーリーを紡ぐ/齋藤正彦

  1.事例1「あなたは私の夫ではない。私の夫を探してきて」
  2.事例2「私には字引がついている」


あとがき

書評掲載案内

■『精神療法』50巻1号
評者:繁田雅弘(東京慈恵会医科大学精神医学講座教授)

■『精神医療』12号
評者:望月清隆(多摩あおば病院、精神医)