書籍詳細:初心 「市民のための裁判官」として生きる

初心 「市民のための裁判官」として生きる

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在庫あり
発刊年月
2022.08(中旬)
ISBN
978-4-535-52630-3
判型
四六判
ページ数
388ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

「裁判官の良心」を胸に秘め、裁判のあり方と裁判所の民主的改革を実現するために初心を貫き通した40年間の軌跡。

目次

はしがき
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▼第1章 森野裁判官の半生
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23期裁判官としてともかくも生き延びて


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▼第2章 サイクル裁判官の四季だより
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1 「現場」が好き
   ――足でかせぐ事実審理

2 裁判官にとっても、事実認定は難しいのです。

3 調停室に届いた知らせ

4 少年よ、裁判官もつらいんよ

5 夫婦って何だろう
   ――離婚調停に見る人生模様

6 雌伏のとき、至福のとき
   ――三たび「再任」されて

7 裁判官をめぐる二、三の本について
   ――夏休みの読書から

8 裁判官の北欧裁判ウオッチング

9 出発(たびだち)は「フォロー・ミー」から
   ――映画も好き、駄洒落も大好き

10 電車通勤もまた楽し

11 家裁が変わる、裁判官も変わる!

12 阿倍野からバンコクへの旅
   ――三島由紀夫『豊饒の海』を携えて

13 裁判官とブラウン管

14 和歌山から京都へ

15 胸ドキドキのテレビ生出演

16 近ごろ京都が騒がしい

17 「遺産」をめぐる冒険

18 これからの裁判官

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▼第3章 少年事件のこと
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少年事件を振りかえって


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▼第4章 家事事件の現在問題
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1 一歩前になかなか出ない最高裁
   ――夫婦同姓合憲判決はどう考えても納得できない

2 面会交流調停・審判の運用はどのようになされるべきか
   ――やや随想的に(元裁判官の感想的意見)

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▼第5章 市民参加
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1 現職裁判官が語る裁判員制度(講演)

2 「裁判員制度」の制度設計はいかになされるべきか
   ――裁判官と市民の実質的協働を目指して

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▼第6章 裁判官
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1 キャリア擁護論に対する若干の意見
   ――現職裁判官からみたキャリアシステムの問題点

2 裁判官人事評価制度の見直しについての一意見
   ――特に評価権者と不服申立てをめぐって

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▼第7章 日本国憲法と裁判官
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1 元裁判官の目に映る、日本国憲法と裁判官の現状

2 「一票の格差訴訟」どう考えるか
   ――裁判官として同選挙訴訟に二度関わって

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▼第8章 出会った人々
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1 裁判官としての守屋先生
   ――守屋先生を偲んで

2 姉貴分としての石渡さん

3 石松さんとつかず離れずの約四七年
   ――故 石松竹雄先生(二期)

あとがき