書籍詳細:自由法曹団物語

自由法曹団物語 人間の尊厳をかけてたたかう30話

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定価:税込 2,530円(本体価格 2,300円)
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在庫あり
発刊年月
2021.05
ISBN
978-4-535-52493-4
判型
A5判
ページ数
408ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

1921年に設立され、百周年を迎えた基本的人権の保障、民主主義、平和の擁護等を目的とする弁護士団体の活動を物語として伝える書。

目次

はしがき

第1部 憲法と平和

1 9.11とアフガン戦争・イラク戦争NO
   ――殺さない、殺されない世界を
2 自衛隊イラク派兵差止訴訟
   ――名古屋高裁違憲判決
3 辺野古をはじめとする沖縄の闘い
4 広島憲法ミュージカル運動
5 自衛官の人権弁護団・北海道
   ――闇の世界に人権の光を 兵士の人権を守ることは
   軍隊を誤らせないこと

第2部 権力による人権侵害と対決して

6 猿払事件最高裁判決の壁に挑む
   ――国家公務員の政治活動の自由を守る闘い
7 えん罪根絶の闘いをつなぐ
   ――再審布川事件の闘い
8 この国のダンスカルチャーを守るために
   ――風営法のダンス規制に憲法裁判で挑む
9 公安警察による市民監視・共謀罪との闘い
   ――大垣警察市民監視事件
10 不断の努力による人権の保持
   ――九条俳句不掲載事件
11 中国人性暴力被害者と共に
   ――「慰安婦」の尊厳の回復を求め加害の事実を問う
12 教育現場での「日の丸・君が代」強制に抗して
13 かがやけ性教育!
   ――七生養護「ここから」裁判の軌跡と成果

第3部 労働者のいのちと権利をまもって

14 そして、彼らは立ち上がった
   ――「いすゞ」による1,400人の非正規切りと闘う
15 政治主導による「大量整理解雇」の理不尽と闘った公務労働者たち
   ――社会保険庁分限免職事件

16 「夫の過労死の敵討ち」から「過労死の防止」へ
   ――妻たちの闘い
17 アスベスト訴訟の闘い
   ――泉南国賠訴訟から建設アスベスト訴訟へ

第4部 市民のいのちと人間の尊厳をまもって

18 大衆の深部の力を信じて
   ――大阪維新との闘い
19 銚子市県営住宅追い出し母子心中事件
   ――居住の貧困と生活保護行政の実態調査活動
20 「被爆者は人類の宝」の言葉をかみしめながら
   ――原爆症認定訴訟
21 東日本大震災からの復興
22 福島第一原発事故の責任追及と被害救済に立ち上がった人々
23 原発ゼロへの闘い
   ――原発なくそう!九州玄海訴訟
24 逆転裁判・B型肝炎訴訟
   ――最高裁判決まで
25 宝の海・有明海の再生をめざして
   ――よみがえれ!有明訴訟
26 えひめ丸事件
   ――日米のピープルズロイヤーが共同して闘った

第5部 立ち上がる市民と法律家の群像

27 憲法をより”広い”人々へ
   ――あすわかの誕生
28 司法修習生の給費制維持・復活運動
   ――ビギナーズ・ネットで繋がった若き団員たち
29 ヘイト・スピーチと闘う
30 性的少数者の尊厳と平等を求めて

あとがき

<資料>『自由法曹団物語――世紀をこえて(上)(下)』<目次>
執筆協力者一覧

書評掲載案内

■『婦人通信』no.747(2021年11月号)P12にて掲載
■『しんぶん赤旗』(2021年10月31日号)8面・読書欄にて掲載
評者:晴山一穂(専修大学・福島大学名誉教授)

■『東京民報』 2022年2月20日号4面にて掲載
評者:柏木新(話芸史研究家)