書籍詳細:オープンダイアローグを実践する

オープンダイアローグを実践する

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,320円(本体価格 1,200円)
在庫あり
発刊年月
2016.09
ISBN
978-4-535-98443-1
判型
A5判
ページ数
88ページ
Cコード
C3011
ジャンル

内容紹介

2016年5月、京都で開催した『オープンダイアローグ』原著者来日記念シンポジウムのブックレット化。実践のための要諦が満載!

目次

はじめに(高木俊介)

Part1 シンポジウム
日本におけるオープンダイアローグの実践とその課題
シンポジスト紹介

セッション1
・有効なネットワークに繋ぐためには?
・ダイアローグから生まれるもの
・専門職が陥りがちなこと
・感情を共有し、体感することで世界が豊かになる
・ダイアローグの核心
・場をコントロールするベストメソッドを持ちこむな
・「もっと」の可能性

セッション2
・ネウボラとはどんな支援か
・母子関係におけるダイアローグの機能
・「傾聴する」とはどういうことか
・ブームへの危惧
・実践を阻むもの「さあ、恐れずに進もう」
・クライシスの時だからこそ可能性が広がる
・質疑応答(1)
・質疑応答(2)
・おわりにーーまずは実験精神で、そして希望へのきっかけに

Part2 シンポジウムを終えて
私たちは「沈黙を破る」のだろうか(高橋睦子)
・どうありたいかーー「未来語り」の扉をダイアローグで開く
・フィンランドにおける専門性
・相性とヒエラルキー
・自らの言葉で言語化することをサポートするーーネウボラの「未来語り」の力
・隣の芝生は青いのか
・継続的かつ一貫した「見守りダイアローグ」
・「個別の」「直接の」、そして「わかりやすさ」
・暮らしのなかの目線に寄り添う

「いま・ここ」を外さない対話(竹端 寛)
・水平と垂直の対話
・「いま・ここ」の可能性
・「ために」から「ともに」
・診断名をカッコに括る
・症状から生きる苦悩へ

日本でオープンダイアローグをどう進めるか(高木俊介)
・ACTの活動とオープンダイアローグ
・オープンダイアローグと専門職(プロフェッショナル)
・医師を頂点とするピラミッドと病院システム
・日本の専門職養成システムの歪み
・日本の精神医療福祉制度の後進性をどのように打ち破るか
・根強い薬物療法信仰と客観性の罠
・未来語りのダイアローグへの期待
・楽観的構造としての「未来語りのダイアローグ」