書籍詳細:異世界と異界を旅する心理臨床学

異世界と異界を旅する心理臨床学 6人のセラピストが漫画・アニメを読み解く

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  • 紙の書籍
予価:税込 2,200円(本体価格 2,000円)
発刊年月
2026.01(中旬)
ISBN
978-4-535-56445-9
判型
四六判
ページ数
232ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

少年期・青年期に経験される心理や葛藤、出会いや発見。異世界や異界を描いた漫画・アニメを通じて、若者たちの心の動きを考える。

目次


第1章 ドラえもんはのび太をどう支えたか
——「異世界」と「異界」という観点から:小山智朗
 
    〔コラム1〕異世界って何だろう?


第2章 我々はどう生きるのか
——今再び『千と千尋の神隠し』から学ぶ:山 愛美

 〔コラム2〕「異世界もの」流行の背景にあるのは?


第3章 私たちは、なぜすれ違ってしまうのだろう
——『ハウルの動く城』に見る異界と出会い:菱田一仁

 〔コラム3〕『シテの花』:能楽の世界への「異世界転生」のあとで


第4章 異界の中の異空間
——『鬼滅の刃』のムゲン(無限=夢幻)考:田中史子

 〔コラム4〕『宝石の国』:人間性をそぎ落としたユートピアへ


第5章 現代の物語の異世界性と推しについて
——『鬼滅の刃』と『推しの子』を手がかりに:不破早央里

 〔コラム5〕「スプラトゥーン」に見るチート性を帯びないゲーム世界


第6章 『ジョジョの奇妙な冒険』から考える家族関係と運命:上松幸一

 〔コラム6〕なぜ「悪徳令嬢もの」は人を惹きつけるのか