書籍詳細:法と心理 25巻1号

シリーズ:法と心理

法と心理 25巻1号

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  • 紙の書籍
予価:税込 3,520円(本体価格 3,200円)
発刊年月
2025.10(中旬)
ISBN
978-4-535-06745-5
判型
B5判
ページ数
128ページ
ジャンル

内容紹介

特集「裁判官の意思決定と認知バイアス」、法と心理学会第25回大会ワークショップや原著論文、意見論文等の研究成果を収録。

目次

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特集=裁判官の意思決定と認知バイアス
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・シンポジウムの企画趣旨と法的意思決定に関する
 認知バイアス研究の方向性……藤田政博

・東京五輪贈収賄事件において同一の裁判官が
 関連事件を担当することの是非……佐野剛史・金塚彩乃

・裁判官から見た予断……村山浩昭

・裁判官における予断のメカニズム…… 西愛礼

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◾️法と心理学会第25回大会 ワークショップ

・外国語通訳を介する子どもの司法面接の課題と対応
   ……赤嶺亜紀・田中晶子・水野真木子・上宮 愛・羽渕由子・
    仲 真紀子

・裁判官は自白について何をどのように判断しているのか
 ──心理学的供述分析で検討されている点との比較のために
   ……村山満明・中川孝博・石塚章夫・門野博・徳永光

・NICHDプロトコル Revised版:国内における研究動向と今後の展望
   ……田中 晶子・羽渕 由子・仲 真紀子・田中 周子・
   奥野 雄一郎・趙 儀珊


◾️原著論文

・市民は児童相談所と虐待を
 どのように捉えているか:質問紙調査に基づく検討
   ……向井智哉・岩谷舟真・貞村真宏・田中晶子・松木祐馬・
   湯山 祥・井奥智大・綿村英一郎

・東住吉事件の判決・決定の分析
 ──裁判官は供述について何をどのように判断しているのか
   ……村山満明

・初入覚醒剤事犯受刑者の教育プログラムにおける
 効果測定に関する検討
 ――メタ認知に着目した自己評価の正確さについて
   ……受田恵理


◾️意見論文

・「刑事裁判とバイアス」研究に向けて――法学研究の視点から
   ……緑大輔


◾️書評

・高野隆・河津博史『刑事法廷弁護技術[第2版]』(日本評論社,2024年)
   ……湯浅大樹

・村山浩昭・葛野尋之編
『再審制度ってなんだ? 袴田事件から学ぶ』(岩波書店、2024年)
   ……指宿信


◾️海外学会参加報告

・東アジア心理と法学会第13回大会参加報告……向井智哉


◾️広報

・法と心理学会第25回大会 大会発表賞の紹介……福島由衣