書籍詳細:途上国の産業開発と日本の経験

途上国の産業開発と日本の経験 翻訳的適応から国際協力を考える

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  • 紙の書籍
予価:税込 4,840円(本体価格 4,400円)
発刊年月
2025.09(下旬)
ISBN
978-4-535-54105-4
判型
A5判
ページ数
288ページ
ジャンル

内容紹介

日本がどのように開発を学び、その経験をいかに「翻訳」して開発協力を行ってきたか、その理論的枠組および具体的事例を明らかに。

目次

はじめに——日本発で未来の開発協力を考える (大野泉)
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第Ⅰ部 総論——開発プロセスにおける翻訳的適応とは
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第1章 開発を学ぶ、伝える:翻訳的適応からみた日本の経験
   (大野泉)

第2章 学習・革新・構造転換のための産業政策:日本と諸外国の経験
   (細野昭雄)

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第Ⅱ部 日本の経験——どのように開発を学んだか
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第3章 国家の工業化ビジョン:明治政府の学習プロセス
   (天津邦明)

第4章 官民連携による技術導入:戦後日本の産業政策
   (和田正武)

第5章 品質・生産性向上:日本とシンガポールの国民運動
   (大野泉)

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第Ⅲ部 途上国とつくる国際協力
    ——どのように開発を伝えてきたか
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第6章 産業政策対話:途上国への知的協力
   (大野健一、細野昭雄、天津邦明、山田実)

第7章 産業界と連携した職業教育訓練:ベトナムでの成果と課題
   (森純一)

第8章 日本のものづくりを内在化する:タイ主体の技術振興・技術教育
   (大野泉、森純一)

第9章 アフリカにカイゼンを伝える:技術協力における翻訳的適応の実践
   (神公明)

第10章 日本からカイゼンを学ぶ:チュニジアとエチオピアの取組
   (菊池剛)

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第Ⅳ部 変化する世界と翻訳的適応アプローチ
    ——何を維持し、革新すべきか
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第11章 工業化の新潮流:途上国とつくる未来の産業開発協力
   (本間徹)

第12章 共創の時代の翻訳的適応:日本の開発協力の高度化に向けて
   (編者)