書籍詳細:冤罪学

冤罪学 冤罪に学ぶ原因と再発防止

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発刊年月
2023.09
ISBN
978-4-535-52754-6
判型
A5判
ページ数
416ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

これまでに明らかになった冤罪の原因、司法の構造的分析とその解決、救済を丹念に解析した〈冤罪〉構造を知るために必読の書。
木谷 明(元東京高裁部総括判事、弁護士)氏推薦!

目次

序 章 冤罪を学び、冤罪に学ぶ
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第1章 冤罪基礎論
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第1 冤罪の定義

第2 誤判の定義

第3 冤罪の害悪

第4 刑事裁判における冤罪の位置づけ

第5 冤罪防止と真犯人の不処罰防止

第6 冤罪の件数

第7 冤罪の類型

第8 冤罪の研究

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第2章 冤罪原因論
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第1 捜査機関による冤罪創出のメカニズム

第2 弁護人による弁護不奏功のメカニズム

第3 裁判所による誤判のメカニズム

第4 冤罪の構図

第5 四大冤罪証拠

第6 虚偽自白

第7 共犯者の虚偽供述

第8 目撃供述の誤り

第9 科学的証拠の誤り

第10 その他の誤導証拠

第11 社会構造による冤罪の再生産

第12 冤罪の構造

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第3章 冤罪予防論
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第1 冤罪の予防における3つのポイント

第2 冤罪予防に関する基本的な考え方

第3 リスクマネジメント・クライシスマネジメントによる冤罪予防

第4 組織的・集団的な冤罪予防

第5 個人的・個別的な冤罪予防

第6 虚偽自白に関する冤罪予防

第7 共犯者の虚偽供述に関する冤罪予防

第8 目撃供述の誤りに関する冤罪予防

第9 科学的証拠の誤りに関する冤罪予防

第10 小括

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第4章 冤罪救済論
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第1 冤罪の回復不可能性と回復可能性

第2 弁護人による無罪弁護

第3 検察官による不起訴処分・無罪論告・公訴取消

第4 裁判所による無罪判決

第5 再審

第6 冤罪救済支援機関

第7 刑事補償・費用補償

第8 国家賠償請求訴訟

第9 その他の救済手段

第10 残された冤罪救済に関する課題


終 章 冤罪を防ぐということ

書評掲載案内

■『季刊 刑事弁護』118号(2024年4月)P149にて掲載。
評者:村山浩昭(元裁判官・弁護士)