書籍詳細:数学にはこんなマーベラスな役立て方や楽しみ方があるという話をあの人やこの人にディープに聞いてみた本3

数学にはこんなマーベラスな役立て方や楽しみ方があるという話をあの人やこの人にディープに聞いてみた本3

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  • 数学セミナー編集部
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定価:税込 1,980円(本体価格 1,800円)
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在庫あり
発刊年月
2023.09
ISBN
978-4-535-79007-0
判型
四六判
ページ数
192ページ
Cコード
C3041
ジャンル

内容紹介

各分野で活躍する方々が、数学との関わりや意外な使い方、楽しみ方を思う存分語る1冊。第3巻では実業家の川上量生氏などが登場!

目次

1.川上量生氏にきく(実業家、株式会社ドワンゴ)
  /もっと社会に数学を


数学の原体験
プログラミングに打ち込んだら人生が狂った
ドワンゴと数学の関わり
三組の数学家庭教師とMathPower2016
川上氏からみた数学
若い人にはもっと数学をやってほしい


2.ユーフラテスにきく(クリエイティブ・グループ)
  /「面白い」から「なぜ面白いか」へ


わかって面白い
佐藤雅彦研究室のころ
現実は意外と理想的
見てもらうための工夫
ゴールのない研究会
面白さを言語化する


3.若島 正氏にきく(詰将棋作家、英文学)
  /抽象的思考による詰将棋と文学


数学と詰将棋の日々
洋書への傾倒
夾雑物を外す
問いを立てれば答えは出る
やりたいことをやる


4.鳴川 肇氏にきく(建築家、慶應義塾大学)
  /泥臭さの産んだ世界地図


オーサグラフとは
ギザギザを取り除きたい
日常的な数学トレーニング
居酒屋で数学を


5.柳田理科雄氏にきく(作家、株式会社空想科学研究所、明治大学)
  /科学への入口としての空想科学


アニメ・特撮の中に科学者が溢れていた時代
勉強は挫折ばかり
「空想科学読本」の誕生
「空想科学読本」ができるまで
ビームで作る焼きリンゴ
この本に書いてある「間違い」に気づく大人になって欲しい


6.植田琢也氏にきく
(画像診断医、東北大学大学院医学系研究科、東北大学病院AI Lab)
  /医療と数理科学の間の翻訳者として


医学の世界は意外と文系的
画像診断医とは?
数理的研究を行うようになったきっかけ
医療の研究はニーズが先に立つ
異分野協働はコミュニケーションで苦労する
医療画像のデータ解析における課題
臨床医療の現場で解決が求められている数理的な課題
コロナで価値観が変わり、いろいろなものが繫がりやすくなった


7.上山大信氏にきく(住職、鯉原山浄泉寺、武蔵野大学)
  /数学者,住職になる


「お寺の息子」という宿命から逃れたかった
龍谷大学の理工学部一期生
研究者には人との縁でなれた
数学者、住職になる
マルチキャリアによる生活
数学と仏教
自分をユニークな存在に


8.名久井直子氏にきく(ブックデザイナー)
  /数学のために美大へ


電話帳が愛読書
ダイヤグラムと出合う
偶然開いたブックデザイナーへの道
写真絵本と科学
美しさの背後に


9.有働 洋氏にきく(LAL-LAL株式会社)
  /数限りなき多面体の世界


面が歪んだ多面体を作る
多面体を整理したい
多面体の魅力を広める
人間の認識の素晴らしさ


付録
A.
建築家・平田晃久氏が語る(建築家、平田晃久建築設計事務所)
  /数数学的発想から生まれる建築のかたち

ハイプレインとの出会い
数学と建築のつながり
発想の生成を手助けする数学
都市の将来像と数学

書評掲載案内

■2023年11月18日付『朝日新聞』14面にて掲載。
「理系文系の垣根 越える楽しさ」
評者:石原安野(千葉大学教授・粒子天文学)

■『図書館教育ニュース』第1643号(2023年11月28日)付録 P4にて掲載。