書籍詳細:開拓者 藤沢利喜太郎と改革者 遠山啓

開拓者 藤沢利喜太郎と改革者 遠山啓 日本の数学教育をつくった二大巨人

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在庫あり
発刊年月
2023.07
ISBN
978-4-535-79839-7
判型
A5判
ページ数
200ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

明治以来の数学教育史において最も重要な人物である藤沢利喜太郎と遠山啓の人と仕事を描写・考察する。これからへの問題提起の書。

目次

はじめに

第1章 藤沢利喜太郎の生涯

 藤沢の出生と名前
 藤沢の学歴初期に関する記録
 東京外国語学校及び東京英語学校への入学
 東京開成学校への入学
 東京大学への入学
 英独への留学
 藤沢の留学時代
 帰朝後の藤沢——帝国大学理科大学の時代
 東京帝国大学理科大学の時代
 東京帝国大学理学部の時代
 藤沢の晩年


第2章 遠山啓の生涯

 遠山の誕生から大学入学まで
 東京帝国大学から東北帝国大学へ
 就職から学位取得まで
 数学教育協議会の設立
 遠山における“驚異の諸年”——三大発見
 数学教育現代化の提唱
 楽しい授業の創造
 障害児教育との出会い——原数学の探究
 競争原理・序列主義との闘い
 教育の三層構造——術・学・観
 遠山の晩年


第3章 開拓者としての藤沢利喜太郎

 明治初期の算術教育
 明治20年代の算術教育
 直観主義算術への批判
 四則併進主義算術への批判
 三千題流算術への批判
 理論流儀算術への批判
 藤沢による「量の放逐」
 量と数に関する藤沢理論
 数え主義をめぐる当時の情況
 数え主義の本質——群化主義
 藤沢の分数論
 藤沢の比例論
 藤沢と黒表紙教科書


第4章 改革者としての遠山啓

 数学教育の基礎としての“量”への開眼
 クロネッカーの「数の概念について」
 割合分数への批判
 外延量・内包量から度・率・倍・比へ
 量の4段階指導について
 遠山と寺尾寿
 水道方式について
 遠山の分数論
 遠山分数論における分数の導入——互除法とのかかわり
 遠山の比例論


第5章 藤沢と遠山の比較人物論

 藤沢と遠山の比較対照表
 藤沢による寺尾評と遠山による藤沢評
 藤沢・遠山の追想録と回顧録
 祖父の影響——正反対の国家観
 比喩の名手
 負けず嫌いな人間
 “主義の人”としての藤沢と遠山
 藤沢と遠山の私生活
 藤沢と遠山が問いかけたもの


藤沢利喜太郎及び遠山啓の著作に関するブックガイド

【1】藤沢利喜太郎に関する著作について
【2】遠山啓に関する著作について


あとがき



書評掲載案内

■2023年10月3日付『全私学新聞』4面にて掲載。
「日本数学教育史上の二大巨人」