書籍詳細:プライバシーと氏名・肖像の法的保護

プライバシーと氏名・肖像の法的保護

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発刊年月
2023.07
ISBN
978-4-535-52663-1
判型
A5判
ページ数
280ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

プライバシーと氏名・肖像について、公法と私法の両面にわたってその法的保護のあり方を検討する。

目次

第1部 公権力に対するプライバシーの法的保護                  
 
  第1章 日本国憲法とプライバシー  

  1.自己情報コントロール権の射程  
  2.手段としてのデータ保護  
  3.人格的利益の再構成 
  4.新たな包括の試み  
 
  第2章 憲法に基づくプライバシーの再構成  

  1.幸福追求権と公共の福祉  
  2.個人の尊重  
  3.「私生活上の自由」  
 
  第3章 公権力の行使と「私生活上の自由」  

  1.みだりに容ぼう等を撮影されない自由(京都府学連事件)  
  2.みだりに指紋の押捺を強制されない自由(外国人登録法事件) 
  3.個人に関する情報をみだりに第三者に開示
     または公表されない自由(住基ネット事件)
 

第2部 私人間におけるプライバシーの法的保護                  
 
  第4章 プライバシーにおける「自律」と「信頼」  

  1.「自律」としてのプライバシー  
  2.「信頼」としてのプライバシー  
  3.「自律」と「信頼」の関係  
 
  第5章 私人によるプライバシーの侵害  

  1.「自律」としてのプライバシー  
  2.「信頼」としてのプライバシー  
  3.小括  
 

第3部 氏名・肖像の法的保護                      
 
  第6章 肖像権の保護  

  1.それを肖像権と称するかどうかは別として  
  2.肖像権侵害の違法性と受忍限度論  
  3.肖像権侵害における違法性判断の類型論  
  4.肖像権の二重構造
 
  第7章 氏名権の保護  

  1.はじめに  
  2.氏名を正確に呼称される利益  
  3.氏名(名称)を他人に冒用されない権利  
  4.氏の変更を強制されない自由  
 
  第8章 パブリシティ権の保護  

  1.米国法におけるパブリシティ権  
  2.日本法におけるパブリシティ権の法的性質  
  3.日本法における解釈上または立法上の論点  
  4.むすび  
 
  補 論 パブリシティ権侵害の準拠法  

  1.人格権侵害の準拠法  
  2.パブリシティ権侵害の準拠法