書籍詳細:ゲーム障害再考

シリーズ:こころの科学増刊

こころの科学 メンタル系サバイバルシリーズ ゲーム障害再考 嗜癖か、発達障害か、それとも大人のいらだちか

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定価:税込 1,430円(本体価格 1,300円)
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在庫あり
発刊年月
2023.06
ISBN
978-4-535-90469-9
判型
A5判
ページ数
160ページ
Cコード
C9411
ジャンル

内容紹介

ゲーム障害は依存症か発達障害の現れか、あるいは過度の医療化なのか。いまだ議論の絶えない、この「疾病」への向き合い方を探る。

目次

●ゲーム障害ってなんだろう

プロゲーマーと考えるゲーム障害……にしざわ学園

児童専門医の考えるゲーム障害臨床……吉川 徹

依存症専門医の考えるゲーム障害臨床……佐久間寛之

アディクションとゲーム障害について考えたこと……本村啓介

ゲーム障害をめぐる論争をたどる……山根信二
―ゲーム研究者の視点から



●治療・支援の現場から

ぼくたちの失敗(1)……大坪 建
――幻に終わった児童思春期向け集団プログラム

ぼくたちの失敗(2)……福田貴博
――幻に終わった児童思春期向け集団プログラム

ゲームと不登校……宮脇 大

子どもの嗜癖への支援……館農 勝

「反省させない」通院治療の実際……奥山沙耶+村山裕子

ゲーム障害の家族ケアとは?……阿部かおり+大越拓郎+丸山千佳

ゲーム障害の入院治療……比江島誠人

ビデオゲームでこころの病気を治療する?……高橋長秀+土屋賢治



●社会とゲームのこれから

開発者はゲーム障害と向き合う……吉田辰巳

ゲーム業界が考える ゲームを安心して楽しむためには……横戸健介

学校図書館にゲームコーナーができる日……おおたとしまさ

家族が回復し、正しい知識と対応策を学ぶために……黒田沙希子

書評掲載案内

■『週刊教育資料 No.1725』(2023年11月20日号)P47にて掲載。
「議論の絶えない[子どものゲーム依存]の本質を専門家たちが探る」
評者:高橋聡美(中央大学人文科学研究所客員研究員)