書籍詳細:民事判例26 2022年後期

シリーズ:民事判例シリーズ

民事判例26 2022年後期

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発刊年月
2023.04(中旬)
ISBN
978-4-535-00254-8
判型
B5版
ページ数
128ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

2022年7月~12月までに刊行された各判例集に掲載されたすべての民事判例を対象として、裁判例の動向と注目裁判例の注釈を行う。

目次

本号の対象裁判例について 

第1部 最新民事裁判例の動向

取引裁判例の動向……溝渕将章 
担保裁判例の動向……角 紀代恵 
不動産裁判例の動向……伊藤栄寿 
不法行為裁判例の動向……竹村壮太郎 
家族裁判例の動向……松久和彦 


第2部 最新専門領域裁判例の動向

環境裁判例の動向……島村 健・大塚 直・越智敏裕 
医事裁判例の動向……米村滋人 
労働裁判例の動向……山畑茂之 
知財裁判例の動向……城山康文 


第3部 注目裁判例研究

取引1——
改正前597条2項ただし書[現598条1項]の類推適用による
使用貸借の解除(名古屋高判令2・1・16)
  ……三枝健治 

取引2——
新型コロナウイルス感染症の流行が結婚式場の利用契約に
与える影響(東京地判令3・9・27)
  ……山城一真 

担保——
給与ファクタリング取引を金銭消費貸借契約であると
性質決定した事案(東京地判令3・1・26)
  ……角 紀代恵 

不動産——
スーパーマーケットの利用客が、レジ前通路に落ちていた
かぼちゃの天ぷらを踏んで転倒し、負傷した事案について、
店舗側に安全配慮義務違反はなく、
店舗の設置管理に瑕疵があるともいえないとして、
店舗側の損害賠償責任を否定した事例(東京高判令3・8・4)
  ……橋本陽介 

不法行為1——
離婚に伴う慰謝料として夫婦の一方が負担すべき
損害賠償債務が履行遅滞となる時期(最二判令4・1・28)
  ……島戸 純 

不法行為2——
不法行為に基づく損害賠償債務につき、
遅延損害金を民法405条に基づき、損害賠償債務の元本に
組み入れることができるかが争われた事例(消極)
(最三判令4・1・18)……前田太朗 

家族1——
特別養子適格確認事件において実父の同意が不要とされた事例
(名古屋家審令3・2・26)……山口亮子 

家族2——
相続人が被相続人の預金口座から相続開始前と後に無断で
出金した場合における相続での扱い(東京地判令3・9・28)
  ……渡邉泰彦 

環境——
エネファームを発生源とする低周波音による健康被害に
関する差止請求及び損害賠償請求が棄却された事例
(横浜地判令3・2・19)……桑原勇進 

医事——
病院で自家がんワクチン療法を受けたが死亡した患者に対し、
医師が検査義務及び説明義務を怠った等として、
患者の相続人が損害賠償を求めたのに対し、治療代相当額の
損害及び検査義務違反・説明義務違反による慰謝料を認めた事例
(東京高判令4・7・6)……櫛橋明香 

労働——
休職理由に含まれない事由を理由として、休職期間満了による
自然退職を認めることは、いわゆる解雇権濫用法理の適用を
受けることなく、休職期間満了による雇用契約の終了という
法的効果を生じさせるに等しく、
許されないというべきであるとされた事例
——シャープNECディスプレイソリューションズ事件
(横浜地判令3・12・23)……山中健児 

知財——
パブリシティ権の譲渡と芸名使用制限条項の有効性
(東京地判令4・12・8)……長谷川 遼 


今期の裁判例索引