書籍詳細:日本学術会議

日本学術会議 歴史と実績を踏まえ、在り方を問う

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在庫あり
発刊年月
2022.11
ISBN
978-4-535-58778-6
判型
四六判
ページ数
360ページ
Cコード
C3036
ジャンル

内容紹介

2020年、会員任命拒否で注目を集めた日本学術会議。会長を務めた著者がその歴史、目的、実績を考察し、独立した学術組織の社会的使命とその在り方を示す。

目次

はじめに

第一章 首相による会員任命拒否問題

 第一節 任命拒否問題の経過
 第二節 任命拒否問題の論点
 第三節 貧困な国会答弁
 第四節 会員推薦に関わる官邸と学術会議の「調整」はあり得ない
 第五節 学術会議事務局による「怪文書」
 第六節 内閣支持率の急落


第二章 日本学術会議前史

 第一節 起源は明治初期
 第二節 帝国学士院と国際舞台へのデビュー
 第三節 主要国におけるアカデミーの発足と国際連携
 第四節 二つの大戦と科学アカデミー


第三章 日本学術会議の設立と変遷

 第一節 日本学術会議の設立
 第二節 設立時における日本学術会議の組織と役割
 第三節 科学技術政策と学術会議の役割変化
 第四節 一九八四年施行の法改正をめぐる攻防
 第五節 会員選挙制度の評価
 第六節 学協会による推薦制とその後


第四章 二〇〇五年法改正――行政改革と学術会議

 第一節 行政改革会議の議論
 第二節 総合科学技術会議(CSTP)での議論
 第三節 〇五年改正法の審議と成立
 第四節 改正法の実施
 第五節 〇五年改革の評価と組織形態の存続
 第六節 移転問題の結論


第五章 日本学術会議の活動

 第一節 研究機関の整備と学術の長期計画
 第二節 学術、そして戦争と平和における戦争と平和
 第三節 原子力平和の利用
 第四節 自然災害
 第五節 憲章と行動規範
 第六節 国際活動とフューチャー・アース


第六章 学術会議改革論

 第一節 改革論の経緯
 第二節 日本学術会議の在り方に関する政策討議取りまとめ
 第三節 日本学術会議と総合科学技術会議・イノベーション会議
 第四節 学術会議の在り方論
 第五節 学術会議の組織形態と独立性
 第六節 学術会議の更なる改革への課題
 第七節 学術会議の改革への議論

おわりに