書籍詳細:なぜ力学を学ぶのか

なぜ力学を学ぶのか 常識的自然観をくつがえす教え方

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発刊年月
2022.07
ISBN
978-4-535-78953-1
判型
A5判
ページ数
224ページ
Cコード
C3042
ジャンル

内容紹介

高校の力学は、日常の現象を扱うため常識にとらわれて理解してしまう。胸にすとんと落ちる教え方で、この誤った理解を克服する。

目次

序章 力学を学ぶ意味——新たな自然観を

1.常識的自然観をゆさぶる
2.面白くない・わからない・くだらない——この現実にどう答えるか
3.原子論的自然観と力学
4.近代科学と現代の階層的・歴史的自然観


1章 力学入門の構成とねらい——学ぶ側から見直す

全体に関わること
学ぶ側から見直した力学入門の概略


2章 落下法則
   ——法則の存在感を! 細かなデータに頼らない運動学

1.ねらいと解説
2. 落下法則 


3章 慣性の法則・相対性原理 放物運動
   ——動いていてもそれを感じない世界の発見

1.ねらいと解説
2. 慣性の法則・相対性原理 放物運動 


4章 地動説——地動説の根拠は?

1. ねらいと解説 
2. 地動説 


5章 力と質量と運動
   ——力は速度を変え,質量は速度変化に逆らう 

1. ねらいと解説
2. 力と質量と運動 


6章 向きを変える力と慣性運動の直線性
   ——運動の形を生み出す原理

1. ねらいと解説 
2. 向きを変える力と慣性運動の直線性 


7章  力のつりあいと作用反作用——力を見つける

1. ねらいと解説
2. 力を見つける——力のつりあいと作用反作用


8章 仕事とエネルギー——力の空間的効果:スカラー量


9章 力積と運動量——力の時間的効果:ベクトル量  

1. ねらいと解説 
2. 力積と運動量

  
付録 

力学的自然観アンケート結果——40年前と最近の高校生・大学生の比較 
力学法則の微積分による補足
練習問題の解答