書籍詳細:宗教と精神医学のあいだ

宗教と精神医学のあいだ

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在庫あり
発刊年月
2022.03
ISBN
978-4-535-56410-7
判型
A5判
ページ数
160ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

大学生とオウム真理教、一世を風靡したロボトミーの盛衰など、時代により揺れ動く宗教・思想と精神医学の関連を切り取った論集。

目次

まえがき

序章  宗教と精神医学の関係を考える
1.はじめに
2.宗教と医療の出自と発展
3.医療における治療と、宗教における救済

第1章 宗教と精神保健
1.はじめに――宗教と精神医学
2.宗教と精神保健――最近における両者の接近
3.世界精神保健会議(WFMH)
4.宗教的な援助の展望と2、3の考慮すべきこと
5.まとめ

第2章 心の病気と宗教の癒し
1.癒しと救い
2.「やまい」と「いやし」
3.「やまい」か「いやし」か――憑依とその周辺
4.「やまい」から「いやし」へ――自我神話化をめぐって
5.疾病性と事例性
6.いやしの意味

第3章  大学生と宗教
1.なぜ「大学生と宗教」か
2.「大学生と宗教」の実態
3.どんな事例があるのか
4.「大学生と宗教」に関連した新しい動き
5.「大学生と宗教」をどう考えるか
6.どう対応するか
7.まとめ

第4章 宗教と社会精神医学
1.オウム真理教事件
2.オウム真理教事件以後の「宗教と社会精神医学」
3.まとめ

第5章 非定型精神病と宗教病理
1.はじめに
2.症例
3.非定型精神病の特徴としての意識変容と宗教的症状の特徴
4.まとめ

第6章 治療技術が捨てられるとき――ロボトミーの盛衰をめぐって
1.はじめに
2.ロボトミーとはどんな治療法か、またどのように発展したか
3.ロボトミーはどうして衰退したのか?
4.ロボトミーに対して、 生命倫理学的立場はどう発言したか?
5.ロボトミーの盛衰は、現代の医療技術を考える時に
  どのような点で寄与できるか?

第7章 阿闍世コンプレックスという名称に関する一考察
1.はじめに
2.阿闍世コンプレックス概念の成立と変容
3.仏典における阿闍世説話
4.「古澤版阿闍世物語の出典とその再構成過程」(小此木)について
5.まとめ

第8章 現代における苦悩と救済
1.はじめに
2.うつとうつ病
3.病者としての治療者
4.まとめ

第9章 「死のそなえの時期」への援助――" well dying " をめざして
1.はじめに
2.例示としての症例
3.ライフサイクル再考
4.死と死を迎えること
5.「死のそなえの時期」における心の援助
6.まとめ

第10章 カール・バルトの病気論に関する断想
1.はじめに 
2.カール・バルトとその神学                   
3.創造論第55節「生への自由」における病気論
4.まとめ

あとがき
初出一覧