書籍詳細:すべての人の天文学

すべての人の天文学

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定価:税込 2,640円(本体価格 2,400円)
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在庫あり
発刊年月
2022.03
ISBN
978-4-535-78946-3
判型
A5判
ページ数
264ページ
Cコード
C3044
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

文科系や教員養成系の大学生に、最低限知ってほしい「天文学のリテラシー」を解説。中学校までの知識で、天文学がわかる。

目次

第1部 宇宙を知りたい人に

第1章 天体の種類と宇宙の階層構造

1.1 「宇宙劇場」の登場人物
1.2 天体までの距離を歩く
1.3 地球から宇宙の果てへ
トピック どうやって星までの距離を測るのか 年周視差


第2章 太陽

2.1 太陽のエネルギー
トピック 熱の伝わり方~放射,伝導,対流~
2.2 太陽表面(光球)
発展 可視光画像から光球の温度構造が分かる
2.3 黒点
トピック 磁力線と磁場
2.4 彩層とコロナ
2.5 太陽が地球に与える影響 


第3章 太陽系の多様な世界

3.1 地球と月
3.2 太陽系のさまざまな天体
3.3 火星探査の現状と未来
トピック はやぶさ2のリュウグウ探査


第4章 恒星の世界

4.1 恒星
トピック すばる
4.2 星の基本的な観測量
トピック 星のスペクトル分類
4.3 星の一生
トピック 「星」と「宇宙」の語源


第5章 恒星と惑星系の誕生

5.1 星間物質と分子雲:星の誕生の現場
トピック 分子雲の観測
5.2 原始星から主系列星へ
発展 双極分子流
5.3 原始惑星系円盤:惑星のゆりかご
トピック ALMAがとらえる惑星形成の現場
5.4 塵から惑星へ


第6章 太陽系外惑星

6.1 太陽系外惑星の観測
6.2 太陽系外惑星の性質
6.3 ハビタブル惑星と地球外生命探査
発展 バイオシグナチャー(生命存在指標)
6.4 ドレイクの式


第7章 銀河と宇宙の大規模構造

7.1 銀河の世界
トピック 新たな楕円銀河:箱型と円盤型
7.2 銀河宇宙の誕生と進化
7.3 集団化する銀河の行方
トピック 銀河のハッブル分類の遺産(早期型銀河と晩期型銀河)


第8章 宇宙の起源と歴史

8.1 相対性理論とその予言
トピック もっとも有名な公式E=mc^2
8.2 ビッグバン宇宙モデル
トピック ビッグバンの名付け親
8.3 インフレーション宇宙モデルと宇宙のはじまり
やってみよう 宇宙図
8.4 現代宇宙論の未解決問題:ダークマターと加速膨張
やってみよう 人工衛星の動きから地球の質量がわかる


第9章 宇宙の極端環境・状態とその物理

9.1 極限天体
トピック ブラックホールは毛が三本
9.2 高エネルギー現象
9.3 宇宙は究極の実験室
トピック 極限天体とノーベル賞


第10章 物質の起源と進化

10.1 ビッグバン元素合成
10.2 星の中での元素合成
トピック 超新星爆発
10.3 鉄より重い元素の合成
10.4 星間空間における物質の化学進化
10.5 宇宙における元素の輪廻
発展 巨大ブラックホールの謎


第2部 宇宙を伝えたい人に

第1章 天文学と社会

1.1 天文学の歴史と世界観
1.2 天文学と科学リテラシー
トピック 国際天文学連合(IAU)


第2章 学び直しの天文学

2.1 地球の自転と公転
やってみよう 簡単な角度の測り方
2.2 月の満ち欠け
2.3 日食と月食
2.4 金星の満ち欠け
2.5 実践例


第3章 天文学の手法とその発展

3.1 天文学で用いられる望遠鏡
3.2 観測装置とデータ処理
3.3 多波長による観測
3.4 21世紀の天文学
トピック カラー画像は得られない!
発展 観測実習


付録 天文基礎アラカルト

A1 角度の測り方と単位
A2 天体の位置の表し方
A3 時と暦
A4 宇宙を測る距離の単位
A5 見かけの量と真の量
A6 宇宙の大きさを測る:標準光源と宇宙の距離はしご
A7 電磁波とスペクトル
A8 黒体放射
A9 ドップラー効果
A10 天体望遠鏡
参考文献・参考web サイト
章末問題の解答

書評掲載案内

■『月刊天文ガイド』2022年7月号 P72にて掲載

■『日経サイエンス』2022年8月号 P108にて掲載

正誤情報

2022.05.12 errata78946_1-1.pdf

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