書籍詳細:刑務所の生活水準と行刑理論

刑務所の生活水準と行刑理論

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,380円(本体価格 5,800円)
在庫あり
発刊年月
2021.09
ISBN
978-4-535-52603-7
判型
A5判
ページ数
288ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

刑務所の生活水準について、理論研究や歴史研究、そしてドイツを対象とした比較法研究を重ね、目指すべき方向性を提示する。

目次

序章 刑務所の生活水準を考えることの意味

第1編 刑務所の生活水準に関する理論的前提

はじめに――第1編における問題の所在

第1章 刑務所における生活水準の現状
 第1節 施設環境
 第2節 受刑者の変化

第2章 刑務所における生活水準をめぐる概念
 第1節 劣等原則
 第2節 行刑の社会化
 第3節 同一化原則

第3章 同一化原則の理論的検討
 第1節 刑罰論
 第2節 処遇論

第2編 日本における「行刑の社会化」

はじめに――第2編における問題の所在

第4章 明治・大正・昭和戦前期における社会との近接化の諸相
 第1節 明治・大正期の監獄
 第2節 監獄と社会の関係
 第3節 昭和戦前期の監獄

第5章 戦後における「行刑の社会化」の展開
 第1節 戦後から1960年代前半――戦後体制の確立
 第2節 1960年代後半~80年代――監獄法改正議論の再燃
 第3節 1990~2010年代――監獄法改正の実現と新法下での発展

第6章 行刑における「処遇」の変遷
 第1節 監獄法下における処遇
 第2節 1970年代以降の処遇
 第3節 新自由刑の議論に対して示唆すること

第3編 ドイツ行刑における社会との同一化原則

はじめに――第3編における問題の所在

第7章 同一化原則前史――自由刑草創期から19世紀行刑改革まで
 第1節 自由刑草創期
 第2節 19世紀の行刑改革期
 第3節 小括

第8章 同一化原則の萌芽と衰退
      ――ワイマール共和国期から第三帝国期まで
 第1節 ワイマール共和国期
 第2節 第三帝国期
 第3節 小括

第9章 再社会化思想の発展と同一化原則の定着
      ――戦後の行刑改革から連邦行刑法まで
 第1節 戦後の行刑改革期
 第2節 同一化原則の停滞期
 第3節 小括

第10章 連邦制度改革以降の同一化原則の発展
 第1節 連邦制度改革以降の展開
 第2節 同一化原則の展開場面
 第3節 小括

第11章 処遇の位置づけの動向
 第1節 ドイツ行刑の概観
 第2節 処遇の位置づけ
 第3節 ドイツ行刑における最近の変化についての考察
 第4節 小括

第12章 行刑における同一化原則の意義
 第1節 生成過程における特徴
 第2節 ドイツ行刑における意義
 第3節 小括

第4編 「市民」としての受刑者像の確立に向けて

はじめに――ここまでのまとめと第4編における問題の所在

第13章 刑務所の生活水準モデルの構築
 第1節 刑務所の生活水準を規定する要素
 第2節 生活水準モデルの分類

第14章 生活水準の設定基準および正当化根拠に関する考察
 第1節 平等論の観点からの検討
 第2節 日本行刑における「平等」観
 第3節 社会権との関係