書籍詳細:ロシア革命とソ連型社会=政治体制の成型

ロシア革命とソ連型社会=政治体制の成型 ソビエト社会主義共和国連邦史研究 1917-1937

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発刊年月
2021.07
ISBN
978-4-535-52568-9
判型
A5判
ページ数
404ページ
Cコード
C3031
ジャンル

内容紹介

ソ連研究の第一人者である著者の生涯をかけた研究。ロシア革命からソ連の社会=政治体制が成型された1937年までを丹念に検証。

目次



第1章 1905年ロシア革命期における政治的自由・民主主義と社会革命

第1節 1905年ロシア革命期における自由主義と社会主義との対抗
第2節 ロシア社会民主労働党における社会改革と政治改革
      ――ボリシェヴィキとメンシェヴィキ

第2章 1917年十月革命期における政治的自由・民主主義と社会革命

第1節 1917年二月革命における臨時政府の諸改革とメンシェヴィキ、
      エスエル主導の全ロシア・ソビエト中央執行委員会
第2節 革命的プロレタリアートが極貧農の支持という条件の下での
     「新しい高揚」をめざすボリシェヴィキ党の路線
第3節 十月革命によるソビエト権力の成立と憲法制定議会問題
第4節 ソビエト体制構築の端緒と最初のソビエト憲法
第5節 ソビエト国家編成における民族自決権問題
第6節 「プロレタリア独裁」の論理と政治的自由

第3章 一国社会主義とネップのディレンマ
     ――ネップ期のプルーラルな経済=社会構造と一党制統治の構造

第1節 社会=経済構造におけるプルーラリズムとモノリシックな
     政治的支配構造
第2節 文化領域のプルーラリズムと党によるイデオロギー統制

第4章 「ソ連型社会=政治体制」の成立
     ――世界大恐慌、ヨーロッパにおけるファシズム体制成立の
     状況下における原型の塑造

第1節 「大転換」
第2節 体制のファサード=1936年憲法制定と特殊な抑圧政策
     =「大テロル」の展開
第3節 1936年憲法と体制の社会的リアリティーの若干の側面
第4節 「ソ連型社会=政治体制」の原型の性格