書籍詳細:体制転換における国家と市場の相克

体制転換における国家と市場の相克 ロシア、中国、中欧

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,160円(本体価格 5,600円)
在庫あり
発刊年月
2021.03
ISBN
978-4-535-55991-2
判型
A5判
ページ数
320ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

1989年ベルリンの壁崩壊から30年を振り返り、中国、ロシア、中欧の体制転換を概観。特に政治と経済の関係、国家の役割に着目する。

目次

序にかえて

第1部 総論

第1章 体制転換の分析視覚と課題
     ーー国家と経済の関係をどう捉えるか(盛田常夫)

第2章 ロシアから見た体制転換と国家浸透経済(溝端佐登史)

第3章 移行経済論4つの教訓(岩﨑一郎)

第4章 指令経済から(周辺)資本主義へ
     ーーハンガリーでの30年にわたる社会・経済面の以降からの教訓
    (ボッド・ピーテル・アーコシュ/翻訳・日臺健雄)

第5章 ポスト協賛主義期のチェコにおける国家と市場
    (マルチン・ポチュチェク/翻訳・日臺健雄)


第2部 各論

第6章 「緊縮と反緊縮」からみた中国の経済体制(梶谷懐)

第7章 中国の国家と資本
     ーー身分差のある競争と企業の戦略(渡邉真理子)

第8章 ロシア国家資本主義と知識経済への転換(溝端佐登史・杉浦史和)

第9章 新興国のキャッチアップと国家資本主義論(日臺健雄)

第10章 欧州新興市場国におけるキャッチアップ戦略
     ーーチェコの事例から(池本修一)

第11章 ハンガリーの生産とイノベーション:過去・現在・未来
     ーー中国はモデルになるのか(田中宏)

第12章 ポーランドの体制転換(田口雅弘)

書評掲載案内

■『週刊ダイヤモンド』2021年4/10号 P80
ブックレビュー:「知を磨く読書 第389回」にて紹介。
評者:佐藤 優(作家・元外務省主任分析官)