書籍詳細:複雑性トラウマ・愛着・解離がわかる本

複雑性トラウマ・愛着・解離がわかる本

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  • 紙の書籍
予価:税込 2,640円(本体価格 2,400円)
発刊年月
2020.08
ISBN
978-4-535-56388-9
判型
A5判
ページ数
256ページ
Cコード
C3011
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

「子ども時代の傷つき」により、どのように「大人の心の問題」が生じるのか? その回復過程は? 専門用語を使わず丁寧に解説。

目次

第1章 イントロダクション
  トラウマに由来する心理的問題
  トラウマ体験による心理的影響の理解
  トラウマが意味するもの
  本書の目的

第2章 自動から手動に変える
  戦争を生き抜いてきたジョンの物語
  不適切な養育環境という“戦争”とその防衛システム
  身体に組み込まれている自動反応を“手動”に変える必要性

第3章 感じることをもう一度学ぶ
  感じないようにする防衛
  感情・感覚は何のためにあるのか
  感情はどのように扱えばよいのか

第4章 霧の中にある記憶 
  耐えがたい記憶はどのように処理されるのか
  過去の防衛反応の賦活
  未解決の記憶が生みだす困難
  どうすればよいのか

第5章 不快を理解する
  不快の引き金を探す
  過去の記憶が賦活されることで起こる感情状態の例
  反応の連鎖を防ぐ

第6章 身体の声を聴く
  感情と身体の関係
  他者との相互作用と身体
  慢性ストレスと身体疾患
  どうすればよいのか

第7章 感情の制御を学ぶ
  4人の少女と母親とのコミュニケーション
  4つの愛着スタイル
  どうすればよいのか

第8章 私ではない私ーー断片化されるアイデンティティ
  相互作用の中で形成されるアイデンティティ
  弱さや傷つきやすさを嫌悪する理由
  怒りを嫌悪する理由
  拒絶された“部分”の暴走

第9章 内面の声ーー自分自身と対話する
  感情の調整を行うための内的対話
  解離がもたらす“声”と“部分”
  “部分”をまとめていく
  どうすればよいのか

第10章 自分と自分の闘いに勝つのは誰なのか?
  内面における対立を超える
  健全なあり方にも共通する3つの“部分”
  どうすればよいのか

第11章  自分を守るということ
  “自分を守るシステム”
  “自分を守るシステム”としてのさまざまな反応
  どうすればよいのか

第12章 柔軟性と行動力の回復
  つらい出来事から回復する力
  どうすればよいのか

第13章 “弱い自分”を受け入れる
  親密な関係性を築くことの困難
  セラピーを受けるうえでの困難
  親密な関係性への恐怖
  どうすればよいのか

第14章 責任を引き受ける
  怒りの暴走に対する「責任」と「罪悪感」
  どうすればよいのか

第15章 “大人の自分”が車を運転する
  すでに大人になっていることに気づくことの重要性
  どうすればよいのか
  “大人の自分”が“車を運転する”ということ

第16章 たくさん失敗を重ねた人が勝者となる
  古いパターンを脱却して新しいパターンを学習する
  どうすればよいのか

第17章 思い込みに疑問を投げかけるーー良の中にある悪,悪の中にある良
  良いこととされる「思い込み」の中にある良くないこと
  悪いこととされる「思い込み」の中にある良いこと

第18章 最も衰えている“筋肉”を使うーーバランスの回復
  両極のバランスの重要性
  片方の極端に偏っているとき
  極端な二極を行き来しているとき
  極端を生みだす関係性から自由になる
  変化の過渡期に気をつけること

第19章 ターニングポイント
  「変わる」決意がターニングポイントになる
  人間の「考える能力」と感情の遮断という苦しみ
  どうすればよいのか

第20章 現在から過去を眺める
  痛みを伴う記憶と向きあう
  記憶を再処理するための準備段階
  記憶を再処理する専門的な治療――EMDR療法
  記憶の再処理を行ううえでの留意点

第21章 内的“部分”のバージョン2
  自己のバージョンアップ
  自分の中の「ハルク」を解体してバージョンアップする
  亡霊を葬ることでバージョンアップする
  学ぶことによりバージョンアップする
  「ネバーランド」から“子ども”を連れ戻してバージョンアップする

第22章 過去,現在,そして開かれている未来
  過去,現在,未来の自分
  「過去を振り返る」ということ
  「現在に生きる」ということ
  「未来は開かれている」ということ

第23章 自分と他者,そして私たち
  「自分」との関係
  「他者」との関係
  「私たち」の関係