書籍詳細:ウェーバーの政治理論

ウェーバーの政治理論

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  • 紙の書籍
定価:税込 5,170円(本体価格 4,700円)
在庫なし
発刊年月
1993.05
旧ISBN
4-535-58097-9
ISBN
978-4-535-58097-8
判型
A5判
ページ数
336ページ
Cコード
C3031
ジャンル

内容紹介

20世紀最大の社会科学者の一人であるウェーバーは、また熱烈なナショナリストであり、多数の政治評論を残している。本書は、この政治論と壮大な社会学の関係に迫る、ウェーバー研究に新次元を画す野心作である。

目次

序 論 ウェーバー政治論研究の課題
 1 政治的人間ウェーバー
 2 モムゼンに対する反論
 3 経験的政治分析としてのウェーバー政治論
 4 ビーサムのモムゼン批判
 5 ウェーバー政治論研究の課題
第1章 ウェーバーにおける国民国家と経済政策
 第1節 東エルベ農業労働者問題とウェーバー
 1 『東エルベ・ドイツにおける農業労働者の状態』
 2 1893年の農政構想
 3 「国民国家」形成の基盤
 第2節 市民的=資本主義的発展か農業的=封建的反動か
 1 1894年の農政構想
 2 「工業国家としてのドイツ」
 第3節 ウェーバーにおける「国民国家」
第2章 ウェーバー内政改革構想の形成と展開
 第1節 プロローグ
 1 1849年フランクフルト憲法
 2 ハインリヒ・フォン・トライチュケの統一構想
 3 1871年の帝国憲法
 第2節 帝制ドイツにおけるライヒ=プロイセン問題
 1 帝国の統一主義的要素の拡大
 2 フリードリヒ・ナウマンの『民主主義と帝制』
 3 ウェーバーのナウマン批判
 第3節 大戦末期ウェーバーの内政改革構想
 1 プロイセン選挙法改正問題
 2 帝国の「議会主義化」
 第4節 大戦後ウェーバーの国制構想
 1 『ドイツ将来の国家形態』
 2 ワイマール憲法とウェーバー
 第5節 エピローグ
第3章 ウェーバーとドイツ社会民主党
 第1節 ウェーバーと労働組合
 第2節 ウェーバーと社会民主党
 1 ブランク論文とその註釈
 2 ロベルト・ミルヘスの社会民主党分析
 3 ウェーバーの社会民主党観
第4章 ウェーバーの社会主義論
 第1節 ウェーバーの計画経済論
 1 実物計算の限界
 2 貨幣計算の本質
 3 経済計算と動機づけの問題
 第2節 ウェーバーの社会主義政治体制論
 1 「職業身分的代表制」
 2 「自由な代表制」
 3 経済生活の政治化と政治の経済化
 4 官僚制的ライトゥルギー国家と生産者利害の統制
 第3節 ウェーバーにおける市場と議会
第5章 ウェーバー政治論における正統性問題
 第1節 世襲カリスマとその崩壊
 1 カリスマ的王制とその「日常化」
 2 議会主義的君主制
 3 帝制の崩壊
 第2節 カリスマ的・人民投票的民主制
 1 カリスマの反権威主義的解釈がえ
 2 1918年革命と「人民投票的民主制」
 3 ワイマール共和制における人民投票的大統領
補 論 ウェーバーと『大審問官』