書籍詳細:少子高齢社会における世代間移転と家族

法政大学比較経済研究所 研究シリーズ34 少子高齢社会における世代間移転と家族

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  • 紙の書籍
定価:税込 4,290円(本体価格 3,900円)
在庫あり
発刊年月
2020.03
ISBN
978-4-535-55965-3
判型
A5判
ページ数
224ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

近年注目されるに至っている格差の要因としての社会の高齢化の問題を世代間資産移転、高齢者の貯蓄行動等をもとに考察する。

目次

             

第1部 世代間資産移転 
第1章 遺産受取が個人の労働供給に与える影響    
(愛媛大学 新関剛史/一橋大学国際・公共政策大学院 堀雅博)            

1. はじめに
2. データ
3. 実証分析とその結果
 3.1 ベンチマークケース
 3.2 遺産受取の予期について
 3.3 単一世帯モデル
4. 結 論


第2章 相続経験は遺産動機の発生確率を高めるか?
(愛知東邦大学 岩本光一郎)                

1. はじめに
2. 分析の方法
 2.1 傾向スコア・マッチング
 2.2 データ
3. 分析の結果
 3.1 ベースライン分析
 3.2 派生分析1
 3.3 派生分析2
 3.4 相続経験と相続予想のどちらの影響が大きいのか
4. 考察と結論


第3章 日本における親子間贈与の決定要因
    ——個票パネルデータに基づく実証分析
(法政大学 濱秋純哉)

1. はじめに
2. 先行研究の展望
 2.1 諸外国の先行研究
 2.2 日本の先行研究
3. データ
 3.1 日本家計パネル調査
 3.2 記述統計
4. 推定式
5. 分析結果
 5.1 贈与受取の頻度とタイミング
 5.2 贈与の受取確率への影響
 5.3 贈与の受取額への影響
6. 結 論


第2部 貧困・格差
第4章 税・社会保障制度による世代間所得再分配が、
     「格差」に与える影響(九州大学大学院 菅史彦)
1. はじめに
2. 世帯分布の偏りと、ウェイトを用いた補正
 2.1 格差の測定に関する問題
 2.2 ウェイトによる補正
3. 分析手法
 3.1 所得の定義
 3.2 格差指標
4. データ
5. 分析結果
 5.1 ウェイトによる所得分布の補正
 5.2 ウェイトによる格差指標の補正
 5.3 格差指標からわかること
 5.4 格差拡大の背景
6. 結 論


第5章 乳幼児のいる世帯の貧困について
(国立社会保障・人口問題研究所 暮石渉/東北大学大学院 若林緑)

1. はじめに
2. データ
 2.1 乳幼児がいる世帯の貧困
 2.2 母子世帯
 2.3 その他の変数
3. 記述統計
 3.1 乳幼児がいる世帯の貧困の状況
 3.2 出産年齢、学歴、就業状況
4. 推定方法
 4.1 子どものいる世帯の貧困のロジット分析
 4.2 持続的貧困の分析
5. 結 果
 5.1 子どものいる世帯の貧困のロジット分析
 5.2 子どものいる世帯の持続的な貧困分析
6. 結 論


第6章 児童手当の育児支出に与える影響
( 摂南大学 名方佳寿子)

1. はじめに
2. 児童手当制度
3. 推計方法
4. データ
5. 回帰結果
6. 頑丈推計
7. ディスカッション
8. 結 論


第3部 高齢者の貯蓄行動と介護
第7章 日本の高齢世帯の貯蓄取り崩し行動——個票データによる分析 
(首都大学東京大学院 村田啓子)
        
1. はじめに
2. データ
 2.1 家計調査
  2.2 JSTAR
3. 家計調査による記述分析(descriptive analysis)
 3.1 所得・消費−年齢プロファイル
 3.2 資産−年齢プロファイル
 3.3 退職高齢世帯の消費水準は低く貯蓄取り崩しは緩慢なのか
4. 高齢家計貯蓄取り崩しの決定要因
 4.1 推定式
 4.2 推定結果
 4.3 考 察
5. 結論と残された課題

第8章 介護需要のマクロ経済的考察     
(株式会社サイバーエージェント・慶應義塾大学 森脇大輔)

1. 介護の将来
 1.1 介護の将来予測
 1.2 介護の発生メカニズム
2. 介護の選択を取り入れた世代重複モデル
 2.1 モデルの設定
 2.2 家族介護の決定
 2.3 シミュレーション結果
 2.4 考 察
3. マイクロデータによる検証
 3.1 兄弟姉妹の人数、晩産化
 3.2 チャイルドレス高齢者
4.おわりに