書籍詳細:新時代の犯罪学

龍谷大学社会科学研究所叢書 第129巻 新時代の犯罪学 共生の時代における合理的刑事政策を求めて

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,600円(本体価格 6,000円)
在庫あり
発刊年月
2020.02
ISBN
978-4-535-52478-1
判型
A5判
ページ数
322ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

現代社会における犯罪を諸科学により解明し、対人支援に基づく合理的な犯罪学・刑事政策の構築の方策を、総合的に考察する。

目次

第1編 犯罪学・刑事政策の危機

刑事政策の危機と復権 本庄 武
少年司法の危機と復権 武内謙治
刑事学の危機と復権 松原英世


第2編 世界の犯罪学

アメリカの犯罪学
ーーウエスト・コーストの犯罪学・刑事政策学教育 
 丸山泰弘

イギリスの犯罪学ーーカーディフからの報告 
 ディビッド・ブルースター

ノルウエーの犯罪学
ーーオスロ大学法学部犯罪学・法社会学科 
 津島昌寛

バルカン地域の犯罪学ーークロアチアを中心に 
 上田光明
 アンナ−マリア・ゲトッシュ・カラッツ
 レアナ・ベジッチ

日本の犯罪学ーー1人の若手研究者としての体験と提言 
 相澤育郎


第3編 犯罪学の新動向

犯罪学者のアイロニー ーー犯罪の減少をどう説明するか? 
 石塚伸一

犯罪生物学の再興ーーエイドリアン・レインによる講演
「暴力の解剖学」 
 浜井浩一

ダルクに関する社会学的研究の意義 
 相良 翔

地域社会と犯罪 
 竹中祐二

『語り』と『場』の臨床研究 
 阿部寛

元受刑者の回復の道のりーー対立から対話へ 
 五十嵐弘志

犯罪人像のパラダイム転換ーー先祖返り(遅れているヒト)から
過適応者(急ぎすぎる人)へ 
 石塚伸一

刑事政策学の危機と創生・新時代の犯罪学
ーー共生の時代の合理的刑事政策を求めて 
 石塚伸一


終章

創生・新時代の犯罪学
ーー“つまづき”からの“立ち直り”を支援する
新たな犯罪学の創生に向けて 
 石塚伸一