書籍詳細:自衛隊加憲論の展開と構造

自衛隊加憲論の展開と構造 その憲法学的分析

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,160円(本体価格 5,600円)
未刊
発刊年月
2019.12
ISBN
978-4-535-52441-5
判型
A5判
ページ数
280ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

安倍政権のもとでの憲法改正論の中心をなす自衛隊加憲論。自衛隊加憲論の展開と構造を分析し、憲法学的考察を加えた最新の研究書。

目次

序章 自衛隊加憲論と自衛力論
 1 自衛隊加憲論
  (1) 問題の所在
  (2) 問題意識

 2 自衛力論
  (1) 自衛力論の形成と構造
  (2) 自衛力論の解釈変更

第1章 自衛隊加憲論の展開と自衛隊の任務・活動
 はじめに
 1 自衛隊加憲論の提起
  (1) 加憲論の系譜
  (2) 安倍晋三による自衛隊加憲論の提起

 2 自衛隊加憲論具体化の動き
  (1) 2017年 12月20日の自民党改憲推進本部全体会合まで
  (2) 公募による条文化

 3 2018年3月15日の全体会合における条文案
  (1) 案の整理
  (2) 「『自衛隊』明記案」 52
  (3) 他の案 64
  (4) 2018年3月15日の全体会合とまとめ

 4 自民党自衛隊加憲案の成立
  (1) 2018年3月22日の全体会合における本部執行部の問題整理
  (2) 「代替案1」
  (3) 「代替案2」
  (4) 2018年3月22日の全体会合と25日の党大会

 5 自民党自衛隊加憲案の可能性
  (1) 加憲論と改憲方式をめぐる法的可能性
  (2) 実現方法をめぐる政治的可能性

第2章 自衛隊加憲論の展開と自衛隊の指揮監督
 はじめに
 1 自衛隊の指揮監督規定=自衛隊法7条の形成と解釈
  (1) 統帥権独立の否定ーー自衛隊の指揮監督規定の前提
  (2) 自衛隊法7条の形成
  (3) 「最高の指揮監督権」の軍事的性格と行政的形式
  (4) 自衛隊法7条の解釈

 2 自衛隊加憲論における指揮監督規定
  (1) 指揮監督規定論の展開ーー自由民主党自衛隊加憲案の形成
  (2) 指揮監督規定論の構造

 おわりに

第3章 自衛隊加憲論の構造ーー政府解釈を基礎に
 はじめに
 1 自衛力論に含まれる問題
  (1) 自衛力論の軍事力拡大的要素と抑制的要素
  (2) 2014-15年の解釈変更前の政府解釈
  (3) 2014-15年の解釈変更後の政府解釈
  (4) 小括

 2 自衛隊加憲の効果
  (1) 9条複数段階改憲構想
  (2) 自衛隊違憲論の排除
  (3) 自衛力論の枠・「当てはめ」内における憲法解釈の展開
  (4) 事実上の軍事力拡大の可能性

 3 政府解釈変更の論理的可能性と実際
  (1) 政府解釈変更の論理的可能性
     ーー「当てはめ」・「基本的な論理」の変更
  (2) 政府解釈変更の実際

 4 現在における自衛隊加憲論
  (1) 必要最小限度規定復活の可能性
  (2) 第3の複数段階改憲構想と自衛隊加憲先送り論の可能性
  (3) 自衛隊加憲論と日米関係

 おわりに

終章 結論
 1 要約
  (1) 「第1章 自衛隊加憲論の展開と自衛隊の任務・活動」
  (2) 「第2章 自衛隊加憲論の展開と自衛隊の指揮監督」
  (3) 「第3章 自衛隊加憲論の構造ーー政府解釈を基礎に」

 2 自衛隊加憲論の可能性
  (1) 自衛隊加憲論と政治状況
  (2) 自衛隊加憲論とその理解