書籍詳細:精神医療のゆらぎとひらめき

精神医療のゆらぎとひらめき

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定価:税込 2,310円(本体価格 2,100円)
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発刊年月
2019.07
ISBN
978-4-535-98480-6
判型
四六判
ページ数
224ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

治療とは、回復とは、尊厳とは、自由とは? 
統合失調症を中心に40年の臨床から丹念に紡ぎだされた、しなやかで揺るぎない思考の軌跡。

目次

刊行に寄せて/ぼくらの最前線の記録 木村友祐 

第1部 統合失調症と暮らし

統合失調症の人はなぜ入浴が苦手なのか
 ーー統合失調症と衣・食・住     

人はなぜ入浴するようになったのか
 ーー入浴・公衆衛生・におい

タバコと統合失調症 

精神科病院における禁煙推進に慎重な配慮を求める   

【書評】 隣人愛をめぐる問いと答え
『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』  



第2部 精神科病院をめぐる諸問題

相模原事件について精神科医療の現場から考える   

相模原事件の社会的背景
 ーー『野宿者という「境界」を越えて』に寄せて   

精神科医療と暴力    

【書評】 高木俊介の仕事と思想『精神医療の光と影』    



第3部 精神疾患の理解と治療のために

自分でも用意していなかった問い
 ーー中井久夫先生から学んだ臨床作法  

統合失調症のそだち——統合失調症の責任と孤独  

私の薬物療法——歴史・反省・考察  

慢性統合失調症からの回復  

精神科診療におけるコミュニケーションづくり  

統合失調症の治療課題
 ーー「治療抵抗性」と言わないために  


あとがき  
初出一覧