書籍詳細:シェブロン法理の考察

シェブロン法理の考察

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 5,184円(本体価格 4,800円)
在庫あり
発刊年月
2018.09
ISBN
978-4-535-52360-9
判型
A5判
ページ数
224ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

行政機関の制定法解釈に対する「敬譲型」司法審査法理の定立で知られる米連邦最高裁判決の核心的な2段階審査法理を再検証する。

目次

はじめに:法理、ルールそしてスタンダード

第1章 シェブロン判決とは
1 事案の概要
2 シェブロン判決で2段階審査以外に述べられていたこと

第2章 規則制定権とシェブロン法理
1 1944年スキッドモア判決から2001年ミード判決へ
2 行政手続法の用意する規則制定手続
3 553条の例外の3種:解釈規則に関する考察
4 ハイブリッド型規則制定手続
5 対審型規則制定手続
6 告知とコメントを通じた規則制定手続553(b)条
7 1997年アウア対ロビンズ判決
8 2001年ミード判決
9 2013年デッカー対NRDC判決
10 2015年ペレズ判決

第3章 レーンキストからロバーツにおけるステップ0の運用
1 2000年タバコ判決
2 2015年キング対バーウェル判決

第4章 ステップ1の運用
1 ステップ1の検討2016年FERC判決
2 2001年ATA判決
3 2007年マサチューセッツ判決
4 2014年スキャラバ判決
5 2018年ウィスコンシン判決
6 2018年ペレイラ判決:不法滞在者の滞在継続期間に関する判断

第5章 ステップ2の運用
1 2001年SWANCC判決
2 2006年ラポノス判決
3 2007年ワイルドライフ判決
4 2009年エンタージ判決
5 2014年UARG判決
6 2014年EMEホーマー判決
7 2015年ミシガン対EPA判決

第6章 テクスチャリズムの沿革
1 テクスチャリズムとはなにか
2 シェブロン判決に対するテクスチャリストの不満:トーマスの矛盾

第7章 ロバーツ・コートの最近の判例とテクスチャリズムとの矛盾
1 ステップ0:シェブロン2段階審査の発動する前提
2 ステップ1の事案
3 ステップ2の事案

第8章 シェブロンの4段階の解釈手法
1 シェブロン4段階テスト・シェブロン法理の示す「専門性」と民主的正統性
2 学説の動向:専門性と民主的基盤
3 原告適格、裁判管轄そして本案審理
4 ペレズ判決とアウア判決の行方:規則制定手続と司法審査
5 ロバーツの立場:裁判管轄

第9章 ロバーツ・コートのシェブロン判決の運用の背景について
1 大統領と連邦議会の対立そして州議会
2 大統領の下にある行政機関とOIRAとの関係
3 2018年ハワイ判決:渡航制限についての判断
4 トランプ政権の温暖化政策の動向とその効果
5 法制定の負担と圧力団体
6 ケネディの退官とカバノー
7 合衆国最高裁の裁判官の法解釈理論と学説
8 ミシガン判決と学説の分析(ファーバー、サンスティン、カールソン)
9 スコット・プルーイットの透明性の提案
10 わが国への示唆:行政機関の規制の実際と司法府の立ち位置
11 わが国への示唆:専門性という口実と判決という呪縛

おわりに