書籍詳細:法律における理窟と人情

法律における理窟と人情

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,980円(本体価格 1,800円)
在庫なし
発刊年月
1987.09
旧ISBN
4-535-57676-9
ISBN
978-4-535-57676-6
判型
B6判
ページ数
210ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

民法学の泰斗、故我妻榮博士が講演速記録に手を入れて成った本書は、法律学の神髄を面白くかつわかりやすく説く。法律における一般的確実性と具体的妥当性の調和を説く表題作のほか、「家庭生活の民主化」を収める。

■お詫びと訂正
本書カバー袖『米沢市の我妻榮記念館』の電話番号・開館日に誤りがありました。
正しくは、
 ●山形県米沢市中央3-4-38
  TEL:0238-24-2211
 ●開館日:原則として月・土・日 10-16時 です。
お詫びして訂正いたします。

目次

法律における理屈と人情
 1 追うべき兎は二匹いる
 2 杓子定規はやむをえない?
 3 杓子定規は法律の生命
 4 刑法のマグナカルタ
 5 主観主義と万引
 6 嘘の効用
 7 馬つなぐべからず
 8 法律の解釈における論理と倫理
 9 婚姻の届出
 10 被治者根性の清算
 11 法律論と常識論
 12 法によって法の上へ

家庭生活の民主化
 1 アメリカの亭主と日本の亭主
 2 妻と来客
 3 妻は夫の職務に協力するか
 4 夫の旅行と妻の同行
 5 学者の研究と妻の協力
 6 夫婦の財産共有制
 7 財産分与請求権と相続権
 8 月給の使い方
 9 夫婦としての心構えを改めよ
 10 カーの中で見る映画
 11 民主主義と子のしつけ
 12 私の操行は乙であった
 13 後進の学者の指導
 14 子を喰いものにする親
 15 「理想の母」
 16 結婚と親の同意
 17 子を自殺の道連れにする親
 18 子をして自分の道を歩かしめよ
 19 わが国の過程の封鎖性
 20 ホテルと旅館
 21 わが国の家庭の支配性
 22 夫の呼び方
 23 権威による秩序
 24 いばるおまわりさん
 25 病院の総回診
 26 天皇制と軍隊
 27 協力による秩序
 28 離婚はふえているが
 29 親不孝者がふえるか
 30 祖先の祭りはどうなるか
 31 農家の相続
 32 若い世代の人々に訴える
 33 家庭生活の保護
 34 社会の民主化の基礎として