書籍詳細:金融市場における規制・制度の役割

法政大学比較経済研究所 研究シリーズ32 金融市場における規制・制度の役割

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  • 紙の書籍
定価:税込 4,104円(本体価格 3,800円)
在庫あり
発刊年月
2018.03
ISBN
978-4-535-55905-9
判型
A5判
ページ数
208ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

証券市場や銀行に対する様々な規制や政府等による介入は市場の非効率性の解消に貢献しているのか。多角的に検証する。

目次

第1部 株式市場における取引規制と価格の効率性

第1章 流動性需要と捕食的な空売り――日経225の銘柄除外
法政大学経済学部 胥 鵬/高橋秀朋 
はじめに
1. データ
 1.1 データ・ソース
 1.2 検証に利用する変数の構築
2. 実証結果
 2.1 銘柄除外付近の空売り
 2.2 空売りと価格のリバーサル
 2.3 空売りポジションの解消
 2.4 捕食的な空売りの収益性
3. 結論

第2章 日本における株式譲渡税の税率変化と1月効果
法政大学経済学部 高橋秀朋
はじめに
1. データと実証方法
 1.1 データ
 1.2 未実現利益の定義
 1.3 実証方法
2. 実証結果
 2.1 主要結果
 2.2 頑健性テスト1:代替的なレファレンス・ポイント
 2.3 頑健性テスト2:短期的なリバーサル
 2.4 取引数量を用いた分析
3. 結論

第3章 バリュー効果はミスプライシングによるものか――日本株式市場における実証分析
法政大学大学院経済学研究科博士後期課程 塩見直也
はじめに
1. データ
 1.1 主要なデータ
 1.2 変数の定義
 1.3 RedBMの推定
 1.4 バリュー効果と企業属性のアノマリー
2. 実証結果
 2.1 RedBMで分割したポートフォリオ
 2.2 RedBMと裁定の限界の代理変数で分割したポートフォリオ
3. おわりに

第2部 銀行規制と経済の効率性

第4章 2000年代における銀行リスクの決定要因――自己資本、流動性と銀行リスク
一橋大学大学院商学研究科 安田行宏
はじめに
1. 2000年代における日本の銀行業が置かれた状況
2. 先行研究と仮説構築
3. データと実証方法
4. 実証結果
 4.1 非線形の定式化
 4.2 頑健性のテスト
5. 今後の分析課題
 5.1 流動性創出の指標に基づく検証
 5.2 地域特性を踏まえた検証
 5.3 キャッシュフロー計算書の情報有用性の検証
 5.4 金融政策の影響を踏まえた検証
6. おわりに

第5章 邦銀による超過準備預金保有はなぜ起こったのか?――邦銀財務パネルデータを用いた分析
埼玉大学大学院人文社会科学研究科・経済学部 長田 健
はじめに
1. 準備預金制度と超過準備預金比率の推移
2. 超過準備預金保有行動:理論的考察
3. データと推定式
4. 推定結果と分析
5. 結論

第6章 銀行の資本構成の決定要因――欧米銀行のデータに基づく検証
埼玉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程 木内 卓
はじめに
1. 銀行の資本構成の決定要因について――バランスシート構造から説明する理論
2. 実証分析
 2.1 推定式
 2.2 データと記述統計量
 2.3 分 析
 2.4 米国・EUの銀行のグループ分け
 2.5 分析結果に基づく議論とインプリケーション、今後の課題
3. 結論


第3部 企業行動とコーポレート・ガバナンス

第7章 わが国における負債の節税効果の利用
日本政策投資銀行 岡本弦一郎
はじめに
1. 節税効果の先行研究
2. 仮説と検証方法
 2.1 仮説
 2.2 検証方法
 2.3 補完的な仮説
3. データと変数
 3.1 データ
 3.2 潜在的な節税便益
 3.3 コントロール変数
 3.4 ガバナンス変数
4. 実証分析
5. 結論

第8章 IPOアンダーパフォーマンスと所有構造の関連性について
一橋大学大学院商学研究科修士課程修了 宮崎 絵
はじめに
1. データ
 1.1 IPOのデータ
 1.2 カレンダータイム・ポートフォリオ(CTP)・アプローチ
 1.3 記述統計量
2. 実証結果
 2.1 機関投資家とIPO後の長期パフォーマンスの関連性
 2.2 機関投資家のIPO企業への投資決定要因
 2.3 企業特性とIPO後の長期パフォーマンスの関連性
 2.4 機関投資家と長期パフォーマンスの関連性の発生原因
3. 結論

索引