書籍詳細:地域精神医療の真髄

地域精神医療の真髄

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,870円(本体価格 1,700円)
在庫僅少
発刊年月
2017.09
ISBN
978-4-535-98456-1
判型
四六判
ページ数
224ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

想田和弘監督の映画『精神』山本昌知医師との対談を収録し、多職種協働による訪問看護事例の紹介や、日々続けられる往診記を通して地域精神医療を映し出す。

目次


    はじがき

第1部 対談      山本 昌知 × 和迩 秀浩

地域精神医療のあり方

 地域精神保健と病院開放化
 医者と患者の立場が逆転する往診
 往診の自己紹介
 気持ちに共感し、寄り添う
 精神科医療のあり方をめぐって
 専門職は「人薬」になろう
 コメディカルと同行することの効用
 それぞれの置かれた環境を見極める
 患者さんが幸せになるためにできる手伝い
 医者の自由と病院文化
 幼少期の思い出・父親のこと
 精神科医のメンタルヘルス
 護摩祈願体験で得たこと


第2部 報告     まきび病院訪問看護部

私たち、土足で入っていませんか?
 ――多職種協働の訪問看護から

 はじめに
 訪問看護部の立ち上げ
 「ここでずっと住みたい」を受けとめて
  山の上で一人暮らし、通院も服薬もしないAさん
  いつ倒れるか、毎回ドキドキしながら訪問するBさん
  県内当事者運動の先駆者、「寂しい、甘えたい」が口癖のCさん
 おわりに


第3部 実践     わに診療所往診日誌

往診・訪問看護の四季
 ――精神医療を歩く・パート2

 はじめに
 晩春の桃
 清和の桜花
 惜春の都忘れ
 暮春の蓮華草
 穀雨の花水木
 麦秋の薊
 立夏の山桜桃
 薄暑の梔子
 長梅雨の紫陽花
 晩夏の桔梗
 初秋の秋桜
 秋冷の萩

 あとがき